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デンソーとデンソーウェーブ、解答代筆ロボットアーム「東ロボ手くん」を開発

2016-11-17

デンソー、解答代筆ロボットアーム「東ロボ手くん」を開発
〜人工知能が解いた論述式問題の答案を用紙に筆記〜


 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)と株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、社長:中川 弘靖)は、人工知能(AI)が解いた論述式問題の答案を解答用紙に筆記する解答代筆ロボットアーム「東ロボ手くん(とうろぼてくん)」を開発し、11月14日に開催された大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(以下NII、本部:東京都千代田区、所長:喜連川 優)が中心となって取り組むAIプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」の2016成果報告会(※)で、東京大学の第2次学力試験に向けた論述式模試の解答筆記デモンストレーションを披露しました。

 このロボットアームは、AIの処理結果を可視化・実体化するフィジカルデバイスとしてのロボット活用の可能性を研究する一環として開発したもので、クラス世界トップレベルの高速性能を誇るデンソーウェーブ製の産業用垂直多関節ロボットアーム「VS−060」を2台用い、ボールペンでの筆記ができるよう開発しました。

 14日の報告会の中では、同プロジェクトで開発された解答器(AIソフトウェア)がこれまでにまだ解いたことのない代々木ゼミナールの「東大入試プレ」の地理歴史(世界史)の問題に挑み、AIが出した約580字の答案などを、「東ロボ手くん」がその場で実際に筆記しました。なお、このロボットアームには、解答用紙表面の記入が終わると手を挙げ、アシスタント(人)に解答用紙の裏返しを要請する機能がついており、人との意志の疎通を図ることが可能です。

<ロボットアーム:東ロボ手くんの特長>
 ・JIS標準漢字約7,000字に対応し、漢字・かな・数字の書き分けが可能
 ・解答用紙の筆記エリアのサイズに応じ文字のサイズ・字間の調整が可能
 ・長時間の連続稼働が可能かつ、試験時間中(150分間)に800〜1,000字を一定の筆圧で連続筆記が可能
 ・机上に目に見えない安全柵(エリアセンサー)を設置

 【注記】
 ※AIプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」および同2016成果報告会については、NIIのホームページをご参照ください。
 http://www.nii.ac.jp/news/2016/1114

<ロボットアーム:東ロボ手くん イメージ>

 ※添付の関連資料を参照

 デンソーは、AIやロボットの活用により、人間がこれまで以上にクリエイティブな分野の仕事を担っていくことにつながると考えています。これからも現在開発中の小型ロボットアーム(COBOTTA)などの開発を通じ、AIと人をつなぐロボットの開発に取り組み、AIと人が共存する、より豊かな社会の実現を目指していきます。

以上




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