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トヨタ、2017年初めから燃料電池バスをトヨタブランドで販売

2016-10-26

トヨタ自動車、2017年初めより、燃料電池バスをトヨタブランドで販売
−2020年東京オリンピックパラリンピックに向けた市場導入の一環として2017年は2台。
2018年からさらなる導入拡大を目指す。−


 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、実用化に向けて走行実証を重ねてきた燃料電池バス(以下、FCバス)を、2017年初めよりトヨタブランドで販売する。このFCバス(車名:トヨタFCバス)の台数は2台で、東京都交通局が運行する路線バスとして使用される予定である。

 トヨタは、2020年の東京オリンピックパラリンピックに向けて、東京都を中心に100台以上のFCバスの導入を予定している。これに向けて、公共交通としてのFCバスの活用について一般社会からの理解を高めていくために、2017年初めに、FCバスを日本で初めて販売する予定である。
 さらに、トヨタは今後、着実に導入台数を増やし、東京オリンピックパラリンピックでの活用を通じて「水素社会」の実現に貢献するために、2018年からは新型のFCバスによる導入拡大を目指し、鋭意開発を進めている。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

 「トヨタFCバス」は、日野自動車(株)(以下、日野)と共同で進めてきたFCバス開発の経験を踏まえ、トヨタが開発した。燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」向けに開発したシステム「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)(*1)」を採用し、内燃機関に比べてエネルギー効率が高く、加えて、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現している。
 また、大容量外部電源供給システムを採用。最高出力9kW(*2)かつ大容量235kWh(*3)の電力供給能力を備えており、災害などの停電時に、学校体育館等の避難所(*4)や家電の電源としての利用が可能である。

 トヨタグループでは、水素を将来の有力なエネルギーと位置づけ、FCV「MIRAI」をいち早く市販するとともに、FCバス、燃料電池フォークリフト、家庭用の定置式燃料電池などの技術開発・商品展開を推進しており、今後も、「水素社会」の実現に貢献するために、グループ一体となって開発を加速していく。

<主要諸元>

 ※添付の関連資料を参照

 *1 トヨタFCスタックや高圧水素タンクなどで構成する燃料電池技術と、ハイブリッド技術を融合したシステム。
 *2 接続する給電器の性能により、給電可能な電力は異なる。
 *3 給電器で直流から交流へ変換後の値。給電器の変換効率、水素残量、消費電力により給電可能な電力量は異なる。
 *4 施設の電気配線工事が必要。

以上



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