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大成建設など、銀座2丁目に「アーク灯記念灯」を復興し点灯開始

2016-09-30

銀座遺産「アーク灯」再び 2016年9月26日から点灯
〜2012年以来、銀座2丁目に4度目の復元再建〜


 このたび、大成建設株式会社(社長:村田 誉之)は、一般社団法人銀座通連合会(理事長:谷澤 信一)並びに中央建物株式会社(社長:大倉 喜彦)と共同で『アーク灯記念灯』を復興し、2016年9月26日から再び点灯されることになりました。今回の『アーク灯記念灯』は、1956年(昭和31年)に銀座2丁目の大倉本館ビルの前に復刻されて以来、4代目となります。2012年(平成24年)に撤去した3代目と同じ灯が、これまで同様に銀座2丁目に完成する新大倉本館前に建設されました。
 1882年(明治15年)のオリジナルのアーク灯誕生から134年の歴史を経て、まさに銀座遺産の代表的建造物が復活し、銀座の街で再び輝き続けます。

●日本初の“電気街灯(アーク灯)”の歴史
 1882年(明治15年)、大倉財閥の設立者である大倉喜八郎は、「電灯がいかなるものか」を庶民に知ってもらうことが急務であると考え、日本で初めての電気街灯(アーク灯)を、銀座2丁目の大倉組商会前に建設しました。このアーク灯は、一般人が見た初めての電気の灯りでした。二千燭光といわれるその光源の明るさは大きな話題を呼び、「一にお天道様、二にお月様、三に銀座のアーク灯」と例えられるほどで、大勢の見物客が連夜つめかけたと言われています。
 その後、1956年(昭和31年)に、電気街灯建設の地の記念灯としてアーク灯が復刻され、以降1972年、1986年と老朽化による改装を重ね、今回大倉本館ビルの建て替えに合わせ4年ぶりに再建されるのが4代目の記念灯となります。
 ※参考:日本初のガス灯は1872年横浜に登場し、続く1874年日本橋に石油ランプの街灯が登場しました。アーク灯の光はガス灯や石油ランプをはるかにしのぐ明るさだったといいます。

 *参考画像は添付の関連資料「参考画像1」を参照

●銀座アーク灯記念灯について
 『アーク灯記念灯』としての初代は、1956年(昭和31年)に建設されました。またこの際には、大倉本館のビル側壁に、電気事業開始記念のブロンズプレートも設置しています。
 その後、1972年(昭和47年)に2代目、1986年(昭和61年)に3代目と建て替えられ、平成20年代に入りすでに建て替え時期に差し掛かっていた3代目の記念灯は、東日本大震災発生後の2012年(平成24年)に撤去となりました。
 そしてこの度、新大倉本館(英文呼称:Okura House)の完成に合わせて、歴史的に大変意義深い『アーク灯記念灯』再建を望む声が、地元銀座において高まったことをうけ、大倉喜八郎を創業者とする当社並びに中央建物株式会社が協力し、実現の運びとなりました。

 *参考画像は添付の関連資料「参考画像2」を参照



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