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村田製作所と指月電機製作所、資本業務提携契約締結と合弁会社設立を決定
資本業務提携契約の締結及び第三者割当による指月電機製作所の
自己株式の処分並びに合弁会社設立に関するお知らせ
株式会社村田製作所(以下、「村田製作所」といいます)および株式会社指月電機製作所(以下、「指月電機製作所」といいます)は、両社内において、資本業務提携契約の締結および指月電機製作所が保有する自己株式について村田製作所を割当先とする第三者割当(以下、「本件第三者割当」といいます)による自己株式の処分(以下、「本自己株式処分」といいます)並びに合弁会社の設立を行うことを決定し、両社の間で資本業務提携契約を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。なお、本自己株式処分により村田製作所が指月電機製作所の主要株主となりますので、主要株主の異動に関しましては別途開示いたします。
記
I.資本業務提携の概要
1.資本業務提携の理由
村田製作所と指月電機製作所は、以前より両社の独自性を確保しつつ経営資源の結集を図り、共同でのマーケティング、商品開発、販売及び村田製作所が保有するセラミックコンデンサ技術と指月電機製作所が保有するフィルムコンデンサ技術を融合させた新素材の共同開発を推進して参りました。当該新素材は、耐熱性に優れ、電気自動車の搭載システムの冷却機構の簡素化等に貢献でき、両社の更なる競争力強化に繋がるものであります。
このたび、2015年の試作品で良好な結果が得られ、新商品開発に一定の目途がついたことを踏まえ、2016年年初から当該新素材の事業化の本格検討に入り、両社が今後の事業展開について協議した結果、両社グループが有する経営資源を結集し、競争力を有する付加価値の高い製品提供と高い収益性を両立して達成することを目的に、共同出資による合弁会社(以下、「本合弁会社」といいます)の設立について合意いたしました。
さらに、本合弁会社の設立に加え、両社のより強固な信頼関係を構築し、本合弁会社での新製品展開を強力に推進することを目的として、本日付で資本提携を締結するに至りました。
2.資本業務提携の内容
(1)資本提携の内容
村田製作所と指月電機製作所は、両社の信頼関係強化と、本合弁会社での事業推進のために、村田製作所が指月電機製作所の保有する自己株式3,900,000株を本自己株式処分により取得することで合意いたしました。本自己株式処分後に、村田製作所が所有することになる指月電機製作所普通株式の所有割合は、発行済株式総数に対して13.52%となります。
(2)業務提携の内容
村田製作所と指月電機製作所の共同出資による合弁会社を設立し、セラミックコンデンサ技術とフィルムコンデンサ技術を融合した新製品の開発・製造を行います。
※合弁会社の概要などリリース詳細は添付の関連資料を参照