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竹中工務店、軽くて安全な天井システム「Lite−Safe(ライト・セーフ)」を開発

2016-08-03

軽くて安全な天井システム
「Lite−Safe(ライト・セーフ)」を開発
従来の「特定天井」仕様と比べ、短工期・低コストで、改修にも対応可能


 竹中工務店(社長:宮下正裕)は、天井ボードの軽量化、下地部材の大幅削減を実現し、設備機器類を専用パネルに集約して直吊りにした、軽くて安全な天井システム「Lite−Safe(ライト・セーフ)」(特許出願済み)を開発しました。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

 建築物の吊り天井については、現在、建築基準法に基づき「脱落によって重大な危害を生ずるおそれがある天井」(特定天井)に対する脱落防止の技術基準が新たに定められています。
 当システムは、天井面構成部材等を2kg/m2以下に抑制することで、従来の「特定天井」仕様と比べ、短工期・低コストでの施工を可能としています。新築に加え、学校や集会場・吹き抜けのあるエントランスホールなどの改修にも対応可能です。(「特定天井」(国土交通省告示第771号 H25)の対象外。「特定天井」に伴う建築確認申請は不要)

◆「Lite−Safe(ライト・セーフ)」のメリット
 (1)安全性:天井材と構成部材を軽量化し、設備機器を別吊りすることで2kg/m2以下に抑制
 (2)生産性:仕上げ材の軽量化により部材点数を削減し、特定天井仕様に比べて生産性向上とコストダウンを実現
 (3)既存改修:既存下地の一部再利用により学校施設等の改修にも容易に対応

 一般に従来の天井の耐震化は、天井内にブレース等を設け、接合部を固めることで天井に生じる地震力に耐える設計となっています。しかし、こうしたタイプの吊天井は部材点数が多く、天井自体が重くなる傾向にありました。
 今回、当社が開発した天井システム「Lite−Safe(ライト・セーフ)」は、天井仕上げ材となる超軽量なグラスウールボードの両端部を専用アルミ部材に載せ掛けるだけの簡単な構成(図1)とし、また、設備機器を天井面と別吊りの設備用パネルに集約すること(図2)で天井面構成部材等の単位面積質量を2kg/m2以下を実現しました。

 ※図1・2・参考画像は添付の関連資料を参照

 当天井システムは部品点数の削減や軽量化により、安全性の向上だけでなく生産性やコストの面でもメリットがあります。また、天井改修時には既存下地の一部再利用も可能となるため、学校施設等の天井耐震改修にも容易に対応可能です。
 「Lite−Safe(ライト・セーフ)」は、当社と(株)オクジュー(本社:大阪市、社長:熊本辰視)が共同で開発を進め、2016年秋ごろの商品化を予定しています。



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