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日本ヒューレット・パッカード、不揮発性メモリ「NVDIMM」をx86サーバー「Gen9」でサポート
日本ヒューレット・パッカード、最新プロセッサーと新たなメモリ技術により「HPE ProLiant Gen9」サーバーのポートフォリオを拡充
−不揮発性メモリ NVDIMMを業界で初めてサポート、データベースの処理速度(書き込み)を2倍に−
日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長執行役員:吉田 仁志、以下 日本ヒューレット・パッカード)は本日、業界で初めてNVDIMM(不揮発性メモリ)をx86サーバー「HPE ProLiant Generation 9(以下、Gen9)」でサポートすることを発表します。NVDIMMは、高速なメモリのパフォーマンスと、ストレージの持続性を組み合わせることによってアプリケーションのパフォーマンスを新たな水準に引き上げるものです。また、最新のプロセッサーを採用して「HPE ProLiant Gen9」のポートフォリオを刷新することで、企業のデータセンターモダナイゼーションを支援します。
〈多様なワークロードに最高の性能を提供するHPEコンピュート〉
「HPE ProLiant Gen9」ポートフォリオの新しいソリューションと技術には、ハイブリッド・インフラ環境でのパフォーマンスを最大限に高めるため、以下のようなコンピュートの様々なイノベーションが含まれています。
・NVDIMM(不揮発性メモリ):
「HPE ProLiant Gen9」サーバーは、2014年の発表当時から「HPE Persistent Memory」(消えないメモリ)ポートフォリオの最初の製品である「NVDIMM」の採用を見据えて開発されています。この技術はデータベースや分析ワークロードを加速するよう設計されており、従来のストレージ性能がボトルネックとなっているアプリケーションに最適です。「NVDIMM」は業界標準であるNVDIMM−N技術を基盤とし、JEDEC(*1)やSNIA(*2)などの規格制定団体と協力を通じて設計されています。「HPE Smartストレージバッテリー」によるバックアップ電源を搭載し、電源が失われた場合にも最大16基のNVDIMMによるDRAMからフラッシュデバイスへのデータ移行をサポートします。
日本ヒューレット・パッカードは、顧客のビジネスのスピード向上に寄与する「NVDIMM」テクノロジの普及を促進するため、オペレーティングシステムやISVベンダーとの協業も含めたエコシステムを構築してまいります。
・新しいインテル(R)Xeon(R)プラットフォーム:
最大22基のコアと最大2,400MT/秒のメモリ速度をサポートするよう設計された新しいインテル Xeon(R)E5−2600 v4プロセッサー(*3)は、「HPE ProLiant Gen9」サーバーに最大25%のパフォーマンス向上をもたらします。このインテル(R)Xeon(R)E5−2600 v4プロセッサーには、共有されるプラットフォームリソースの管理を改善する、仮想化機能、セキュリティ、および管理機能の強化が盛り込まれています。
・高速DRAMを活用した迅速なデータ転送:
「HPE DDR4 2400MHzメモリ」には、8GBから始まる様々な容量のラインアップを提供します。さらに大容量のメモリを必要とする環境には、さらに密度を高めた「HPE 128GB LRDIMM」を近日発表予定です。
・最先端のソリッドステートドライブ(SSD):
最大2TBまでの容量を備えた「HPE NVMe SSD」も、最新のプロセッサーにより、オンライン取引処理、ビジネスインテリジェンス、ビッグデータ分析などのワークロードで性能を発揮します。ハードディスクドライブのようにサーバー正面からアクセス可能なExpressベイにも対応しています。
・スマートな認証:
Trusted Platform Module(TPM)2.0規格モジュールを「HPE ProLiant Gen 9」サーバーに追加することにより、TPMが搭載されたサーバーは、同じTPMによってのみ復号化できる暗号化キーが生成されるため、サーバーへの不正なアクセスを防止する環境が提供されます。また、TPMはパスワードや暗号化キーなど、認証情報を安全に保管するMicrosoft BitLockerをサポートしています。
※表資料・リリース詳細は添付の関連資料を参照
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