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田中貴金属など、低温接合材料「AuRoFUSETM」を用いた高出力LEDモジュールを開発
田中貴金属工業、S.E.Iが
低温接合材料「AuRoFUSETM」を用いた高出力LEDモジュールを開発
「AuRoFUSETM」を用いることで放熱性と熱膨張の課題を解決し、従来品よりも小型で低コストを実現
冷凍倉庫用等、過酷環境下のLED照明や、車載照明など様々な製品への展開に期待
田中貴金属工業株式会社(※1)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:田苗 明)、株式会社S.E.I(本社:島根県浜田市、代表取締役:齊藤 誠人)の2社は、サブミクロンサイズ(1万分の1ミリ)の金粒子を用いた低温接合材料「AuRoFUSETM」(オーロフューズ)(※2)を使用し、従来品よりも高い出力に対応可能なLED(発光ダイオード)モジュールを開発したことを発表します。
本LEDモジュールは、接合材に「AuRoFUSETM」を使用することで、現在主流のワイヤボンディング(※3)ではなく、フェイスダウンボンディング(※4)による接合を可能にしました。これにより、高い放熱性を確保しつつも電気特性が向上し、さらにはモジュールサイズの小型化を実現しました。また、これまでのフェイスダウン構造(※5)では、基板に高価なアルミナイトライドを使用する必要がありましたが、「AuRoFUSETM」を採用することでメタル基板に直接接合できるため、以前よりも低コストで、より小型かつ高性能なモジュールの製造が可能になります。
今後は、本モジュールをハイパワーの投光器製品などの製造に導入・組み合わせることで、冷凍倉庫用等の過酷な環境下のLED照明や、車載照明など様々な製品開発の発展が期待されます。
■モジュール例
*添付の関連資料を参照
*リリース詳細は添付の関連資料を参照