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IDCフロンティアとヤフー、「北九州データセンター」「白河データセンター」に新棟を建設
「北九州データセンター」と「白河データセンター」に新棟を増設、サービス処理基盤の強化と外販需要用途に
〜Yahoo! JAPANのインターネットサービスおよびクラウドなどのインフラ基盤の強化に向け〜
Yahoo! JAPANグループである株式会社IDCフロンティア(以下IDCF)とヤフー株式会社(以下Yahoo! JAPAN)は、環境対応型大規模データセンターである福岡県北九州市の「北九州データセンター」と、福島県白河市の「白河データセンター」にそれぞれ新棟を建設します。
建設規模は「北九州データセンター」が1棟約610ラック規模、「白河データセンター」が1棟70ラック・全6棟で構成される計420ラック規模となり、工期は「北九州データセンター」が2016年2月から12月中旬の約11か月、「白河データセンター」は同年4月末から10月末の約6か月を予定しています。
「北九州データセンター」の新棟となる6号棟は、Yahoo! JAPANとIDCFのクラウドサービスおよび外販での利用を予定しています。「北九州データセンター」は、クラウドサービスにおける西日本地域の提供拠点であり、外販のハウジングサービスなどにおいては、東京・大阪に集中するシステムの地理的分散や電力供給会社の分散により事業の継続や災害対策に機能を発揮します。将来は最大11棟までの増設が可能であり、拡張余力をシステム選定の条件とした企業の大規模需要にも応えます。
「白河データセンター」の新棟となる4号棟は、2016年3月に第1期分が竣工した3号棟に引き続きYahoo! JAPAN向けに増設され、増加を続けるデータの格納や、Yahoo! JAPANが保有するマルチビッグデータを活用するための処理基盤強化を目的としています。さまざまな企業がデータセンターで各種のIT機器を利用する場合と比べ、4号棟を一社専用とすることは、設置する機器の画一化と動作環境を絞り込み、設備の許容範囲も小さくして無駄を排し、建物の工期を短縮して効率の高いサーバーの収容を実現できます。
また今後見込まれる需要の変化に迅速かつ柔軟に対応していくため、需要に応じて建設を行うモジュール方式を採用し、サイズを複数階の建屋型から平屋型へダウンサイジングすることで工期を従来の1年から約半年に短縮することを見込んでいます。さらに、複数に分割した構造物を現地で組み立てる建設方式の採用と小規模モジュール単位での段階的な施工により、建設コストを最適化することができます。
「北九州データセンター」と「白河データセンター」は、今後もグループ全体のインターネット事業におけるインフラ基盤の強化、およびデータ利活用を目的とした基盤整備のために展開していく予定です。
IDCFは、データセンター事業を基盤としたクラウド事業の拡大を推進しており、クラウドでデータを処理するだけでなく、「データ集積地」(データも集積するセンター)となるべくビジネスモデルの変革を進めています。今後も、Yahoo! JAPANと共にグループの事業を支える根幹であるデータセンターおよびバックボーンネットワークの増強を継続し、高品質で安定したインフラ基盤を提供してまいります。
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