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出光興産、大分県に地熱バイナリー発電所を建設開始
国内最大級の地熱バイナリー発電所の建設を開始しました
出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:月岡 隆)は、100%子会社である出光大分地熱株式会社(社長:竹中 照雄)滝上事業所において、バイナリー発電所の建設を開始しましたので、お知らせいたします。
出光大分地熱(株)滝上事業所は、1996年の九州電力株式会社(以下九州電力)滝上発電所の操業開始以来、出力25,000キロワットに相当する発電用蒸気を供給してきました。
その後、2010年6月の九州電力による27,500キロワットへの出力増強にも対応し、19年間にわたり国内トップクラスの高い設備利用率の維持に貢献してまいりました。
このたび、2017年3月の運転開始を目指し、同敷地内にバイナリー発電所の建設工事に着手いたしました。完成後の発電容量は5,050キロワットであり、国内で最大級のバイナリー発電所となります。
バイナリー発電は、低沸点媒体を用いることで、従来の地熱発電では活用できなかった低温の蒸気・熱水での発電を可能にする発電方式です。
当社は今後も、地熱をはじめとした国産の再生可能エネルギーによる電力供給を拡大し、エネルギー源の多様化による日本のエネルギーセキュリティと環境調和型社会の実現に貢献してまいります。
■滝上バイナリー発電所の概要
名称:滝上バイナリー発電所
位置:大分県玖珠郡九重町大字野上3330−152(生産1号基地内)
発電容量:5,050kW(出力)
年間発電規模:31百万kWh
事業内容:地熱発電事業(再生可能エネルギー固定価格買取制度活用)
稼働予定:2017年3月
■完成予想図
*添付の関連資料を参照
■出光大分地熱株式会社滝上事業所の概要
名称:出光大分地熱株式会社滝上事業所
位置:大分県玖珠郡九重町大字野上2862−12
事業内容:九州電力株式会社滝上発電所用蒸気供給事業
※参考 九州電力滝上発電所:
所在地:大分県玖珠郡九重町大字野上2862−12
発電容量:27,500kW(定格出力)
年間発電規模:197百万kWh
■位置図
*添付の関連資料を参照