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リニアテクノロジー、50Aまたはデュアル25AμModuleレギュレーター「LTM4650」を発売開始
リニアテクノロジー、新製品「LTM4650」を発売開始
50Aまたはデュアル25AμModuleレギュレータ
リニアテクノロジー株式会社は、シールド・インダクタ、MOSFET、デュアルDC/DCレギュレータICを熱特性が改善された小型プラスチック・パッケージに収納したデュアル25Aまたはシングル50A出力の降圧μModule(R)レギュレータ「LTM4650」の販売を開始しました。LTM4650は−40℃〜125℃の動作温度範囲で仕様が規定され、1,000時の参考単価は46.75ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTM4650)。
LTM4650は、特許取得の内蔵ヒートシンクを採用した16mmx16mmx5.01mmBGAパッケージで供給されます。MOSFETとインダクタに取り付けたヒートシンクにより、パッケージの内部からパッケージの上面へと熱が迅速に移動します。ヒートシンクの表面は空気中に露出しています。エアフローを使用するか、あるいはエアフローと外付けヒートシンクの併用により、放熱がさらに改善されます。外付けヒートシンクを使用しない場合、LTM4650はエアフロー200LFMでは周囲温度71℃まで、エアフロー400LFMでは周囲温度77℃まで12V入力から0.9V/50A出力を供給します。
LTM4650は高精度の電流モード・アーキテクチャを採用しているので、4個のデバイスでマルチフェーズの電流分担を行い、ASIC、FPGA、マイクロコントローラなどの負荷に最大300Aを供給することができます。強力なゲート・ドライバを備えたリニアテクノロジーのDC/DCレギュレータICと低損失MOSFETを使用することにより、DC/DC変換効率が改善されています。50A供給時、5V入力、1.8V出力で92%、12V入力、1.0V出力で86%の効率を達成します。
差動リモート検出アンプを使ってPCBトレースのインピーダンスに起因する電圧降下を補償することにより、入力、負荷、温度の全範囲にわたって最大±1.5%の全DC出力電圧精度を保証します。
■LTM4650の特長:
・デュアル25Aまたはシングル50A出力
・入力電圧範囲:4.5V〜15V
・出力電圧範囲:0.6V〜1.8V
・入力、負荷、温度の全範囲での全DC出力誤差:最大±1.5%
・差動リモート検出アンプ
・複数のLTM4650によるマルチフェーズ並列電流分担:最大300A
・LTM4620(デュアル13A、シングル26A)およびLTM4630(デュアル18A、シングル36A)とピン互換
・16mm×16mm×5.01mm BGAパッケージ
※参考画像は添付の関連資料を参照
■リニアテクノロジーについて
S&P500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサ・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。
http://www.linear-tech.co.jp
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