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三井物産、分散エネルギーリソースを群制御する米Sunverge社へ出資参画

2016-02-27

米国分散エネルギーリソース群制御サービス会社Sunverge社への出資参画


 三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は多様な分散エネルギーリソースを群制御(注1)する米国のソフトウェアサービス会社であるSunverge Energy,Inc.(以下「Sunverge社」)に出資しました。Sunverge社の群制御ソフトウェアは各種メーカー蓄電システムや屋根置き太陽光発電などの自家発電、電気自動車といった分散エネルギーリソースの接続が出来ることを特徴としており、三井物産総合商社として世界各地に張り巡らされたネットワークを梃子に同社業容の拡大に貢献すると共に、そのソフトウェアを活用して、次世代電力事業分野における新規事業の創出に取り組んでいきます。

 家庭向けの屋根置き太陽光発電は米国、豪州などの先進国を中心に普及が進んでいますが、一方では送配電系統への負担増加、電力料金負担の不均衡、煩雑な需給調整などの問題が生じています。こうした課題に対し、Sunverge社は電力会社や送配電系統運用者、電力小売事業者などに向け、各家庭の太陽光発電に蓄電システムを併設し、同社ソフトウェアにより、蓄電池及び太陽光発電を群として統合制御するサービスを実用化しています。具体的には、送配電系統の状況に合わせて、蓄電池の充放電や太陽光発電から系統への送電可否など個々の分散エネルギーリソースの制御を最適な組合せで実施することで、効率的で安定した送配電系統の運用を可能とするソリューションを提供しています。

 三井物産は、Sunverge社の群制御ソフトウェアを活用し、送配電系統が抱える課題を解決することで、再生可能エネルギーの更なる普及に貢献していきます。また、蓄電システムや太陽光発電にとどまらず電気自動車など多様化が進む分散エネルギーリソースの接続が可能であるというSunverge社のソフトウェアの特徴を活かし、こうした多様な分散エネルギーリソースの群制御によるバーチャルパワープラント(注2)ビジネスモデルの実現を目指します。

 (注1)群制御とは、独立して存在する個々の機器を集合し、同時に操作することで、合理的かつ効率的な運用を目指す制御方式。分散エネルギーリソースに限らず、ロボットや航空機など様々な分野において開発されている技術。

 (注2)バーチャルパワープラント(仮想発電所)とは、送配電系統の需給に合わせて、太陽光発電や蓄電池等の分散エネルギーリソースをあたかも一つの発電所のように群制御することで、発電量を抑制し送配電系統の需給バランスを最適化する次世代電力ビジネスモデル。


■Sunverge社 概要
 会社名:Sunverge Energy,Inc.<サンバージ エナジー インク>
 本社所在地:米国カリフォルニア州
 設立:2009年
 代表者:Kenneth Munson<ケニス マンソン>
 従業員数:約50名
 主要株主:AGL、Southern Cross REVC、Total Energy Ventures、Siemens Venture Capital、SBCVC、等
 事業概要:分散エネルギーリソースの群制御ICTプラットフォーム及び蓄電システムの提供
 ウェブサイトhttp://www.sunverge.com/


■Sunverge社 蓄電池・ICTシステム

 ※添付の関連資料「参考画像」を参照



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