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日清食品HD、香港現地法人が今麦郎3社と合弁契約を解消し持分譲渡
今麦郎グループとの合弁契約解消並びに持分譲渡に関するお知らせ
日清食品ホールディングス株式会社(代表取締役社長・CEO 安藤 宏基、以下「当社」といいます。)の香港現地法人である日清食品有限公司(以下「香港日清」といいます。)は、本日、今麦郎日清食品有限公司、今麦郎食品有限公司及び河北今麦郎紙品有限公司(以下、各々「今麦郎日清」、「今麦郎食品」及び「今麦郎紙品」といい、総称して「今麦郎3社」といいます。)に関する合弁契約を解消し、また、香港日清が保有する今麦郎3社の持分を今麦郎グループの持株会社である今麦郎投資有限公司(以下「今麦郎投資」といいます。)に譲渡する旨の持分譲渡契約(以下「本件契約」といいます。)を締結致しました。
記
1.これまでの経緯及び本件取引の目的
香港日清は、当社グループの中国における事業強化・拡大を目的として、2004年5月、現地大手即席麺・製粉メーカーである河北華龍麺業集団有限公司(当時)への資本参加を含む合弁契約を、同社の親会社である河北今麦郎麺業有限公司と締結致しました。
その後、今麦郎グループ内の資産再編を目的として新たに設立された今麦郎日清への出資を2012年に引き受けました。
一方、香港日清をはじめとする現地法人を通じた中国事業は、マーケティング戦略の充実や営業網の拡充などの様々な施策を通じて2014年12月期には売上高345億円に達し、今後も一層の成長を目指しています。
このような状況下、今後の事業展開のあり方に関して、当社グループ及び今麦郎グループ間で友好的な検討・協議を重ねた結果、各々が独立して事業を展開していくことが望ましいとの合意に至ったことから、両グループ間の合弁契約を解消し、香港日清が保有する今麦郎3社の持分を今麦郎投資に譲渡(以下「本件取引」といいます。)することと致しました。
今後、当社グループは、現地法人を通じた中国事業の展開に注力し、営業機能・生産機能の拡充並びにブランディングの強化を通じてさらなる成長を図り、同国における事業基盤の強化に引き続き努めてまいります。
2.本件取引の概要(予定)
(1)本件契約締結日 2015年11月26日
(2)持分譲渡先 今麦郎投資有限公司
(3)譲渡対象の持分 香港日清が保有する今麦郎3社の持分の全て
(4)譲渡価額 4.5億元
3.対象会社(今麦郎3社)の概要
(1)名称:今麦郎日清食品有限公司
(2)所在地:中華人民共和国河北省
(3)代表者の役職・氏名:董事長 範 現国
(4)事業内容:即席食品の研究開発及び製造販売
(5)資本金:登録資本金700百万元
(6)大株主及び持分比率:
今麦郎食品有限公司 64.28%
河北今麦郎紙品有限公司 21.43%
日清食品有限公司 14.29%
(1)名称:今麦郎食品有限公司
(2)所在地:中華人民共和国河北省
(3)代表者の役職・氏名:董事長 範 現国
(4)事業内容:即席食品の製造販売及び製粉
(5)資本金:登録資本金704百万元
(6)大株主及び持分比率:
今麦郎投資有限公司 85.07%
日清食品有限公司 14.93%
(1)名称:河北今麦郎紙品有限公司
(2)所在地:中華人民共和国河北省
(3)代表者の役職・氏名:董事長 範 現国
(4)事業内容:包材の製造販売
(5)資本金:登録資本金 39.1百万元
(6)大株主及び持分比率:
今麦郎投資有限公司 85.07%
日清食品有限公司 14.93%
4.譲渡先(今麦郎投資)の概要
(1)名称:今麦郎投資有限公司
(2)所在地:中華人民共和国河北省
(3)代表者の役職・氏名:董事長 範 現国
(4)事業内容:即席麺、小麦粉及び飲料等事業への投資
(5)資本金:登録資本金120百万元
(6)設立年月日:2004年4月4日
5.今後のスケジュール
本件契約締結日 2015年11月26日
持分譲渡日(予定) 2016年1月
(注)本件取引は、中国当局による各種認可及び持分譲渡に必要な諸手続等を完了した後に実施するため、これらに変更・遅延が生じた場合には、上記持分譲渡日(予定)は変更となる可能性があります。
6.今後の見通し
本件取引が当期の当社連結業績に与える影響は軽微な見込です。
以上