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ヤマハ発動機、垂直多関節ロボット「YA シリーズ」8機種を発売
新たなラインアップで多様な自動化ニーズに対応
垂直多関節ロボット「YA シリーズ」新発売
ヤマハ発動機株式会社は、生産工程の多様な自動化ニーズに対応するため、垂直多関節ロボットの新製品「YA シリーズ」8機種を2015年12月10日から販売します。
当社は、リニアコンベアモジュール、単軸ロボット、直交ロボット、スカラロボットを中心とした従来のラインアップに今回の「YA シリーズ」を追加することにより、搬送・供給・組立・検査といった様々な生産工程において顧客ニーズに合わせたベストソリューションを提案します。
「YA シリーズ」は、高速・省スペースを追及し、生産設備の生産性向上とダウンサイジングに貢献する垂直多関節ロボットです。
製品バリエーションとしては、クラス最高レベルの各軸動作速度と高い手首負荷能力が特徴の6軸ロボット「YA−RJ」「YA−R3F」「YA−R5F」「YA−R5LF」「YA−R6F」と、肘軸があることで自在なアーム動作を可能とした7軸ロボット「YA−U5F」「YA−U10F」「YA−U20F」となります。これらを新型コントローラ「YA−C100」にて駆動制御します。
近年、モノづくりの現場では、従来の小品種大量生産から多様な顧客ニーズに応える多品種少量生産へと変わり、ライン生産方式からセル生産方式が主流となっています。こうしたモノづくりの変化を受け、一つの役割しか求められない単能工ロボットから、複数の役割が求められる多能工ロボットへと広がりを見せており、将来的に多能工ロボットが市場の大きなウエイトを占めていくものと見られています。多能工ロボットである「YA シリーズ」は、セル生産方式などの高度自動化にも対応可能な製品となります。
本製品は、2015年12月2日〜12月5日に東京ビッグサイトで開催される国際ロボット展2015に出展予定です。
※製品画像・表資料は添付の関連資料を参照
<製品の特徴>
■6軸制御ロボット:「YA−RJ」「YA−R3F」「YA−R5F」「YA−R5LF」「YA−R6F」
1.高速動作で生産性向上に貢献
高速・低慣性ACサーボモータ採用、アームの軽量化を考慮した設計及び最新の制御技術によって各軸動作速度はクラス最高レベルとなります。
2.小型・軽量で省スペース
小型・軽量で省スペースのため、装置への組み込み、移動、設置が容易になります。
3.高い手首負荷能力
クラス最高レベルの手首部許容モーメントにより、複数ワークの同時ハンドリングにも余裕を持って対応でき、ワークの適用範囲も広がります。
■7軸制御ロボット:「YA−U5F」「YA−U10F」「YA−U20F」
1.自在なアーム動作
人の腕と同じように柔軟でフレキシブルな動きが行えるため、低いしゃがみ込み姿勢や装置などの背部への回り込み動作が可能です。
2.省スペース化で高密度なシステムレイアウトを実現
肘に相当する軸があることにより、「曲げる・ねじる・伸ばす」など動きの自由度が高く、従来のロボットや人では作業が困難な狭い隙間への設置や作業が可能です。
3.ケーブルを完全内蔵
中空構造アクチュエータ採用で、装備ケーブル、エアホースをアーム内に完全内蔵。その為、周辺機器との干渉を最小限に抑えることが可能でコンパクトなライン設計ができます。
<基本仕様>
※添付の関連資料を参照