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SCSK、北大や北見工業大と「クラウド最適化」に関する産学共同研究を開始

2015-09-15

北海道大学北見工業大学、SCSK
クラウド最適化」に関する産学共同研究を開始


 SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:大澤 善雄、以下SCSK)は、国立大学法人 北海道大学(所在地:北海道札幌市、総長:山口 佳三、以下 北海道大学)情報基盤センター 棟朝 雅晴 教授、国立大学法人 北見工業大学(所在地:北海道北見市、学長:高橋 信夫(◇)、以下 北見工業大学)情報処理センター 三浦 克宜講師と、「インタークラウド(※1)における多目的最適化手法を用いた、ITサービスの継続的最適配置」に関する産学共同研究を2015年9月より開始しました。

 ◇学長名の正式表記は添付の関連資料を参照

 ※1:インタークラウドとは、個々のネットワークが相互につながりあうことでできあがったインターネットと同様に、プライベートクラウドパブリッククラウドを束ねて大きなクラウドとなること(または、その技術)を指す。


1.共同研究の背景・目的
 近年、クラウドサービスは急速に普及しつつあり、大企業、中堅企業、中小企業のさまざまなビジネスシーンにおいて活用されています。その一方で、企業のIT部門が適切なサービスを選定し・管理できなければ、クラウドによる「新たなサイロ化」が発生し、結果的に企業全体の運用負荷やコストの増大などのリスクを招く可能性があります。さらには、クラウドサービスを利用する企業側のビジネスも日々変化しており、変化するビジネスニーズに追随し、サービスレベルやコスト、セキュリティポリシーなど、多くの目的を同時に満たし、継続的に構成する「クラウド最適化」が求められています。
 これらのクラウド利用環境の変化に対し、北海道大学 棟朝研究室では、「遺伝的アルゴリズムを活用したITシステムの多目的資源割当最適化」の研究や、「インタークラウドにおける抽象的システム構成記述とブローキング方法の検討」に関する研究を北見工業大学と実施しています。このたびの共同研究では、北海道大学北見工業大学が行う学術的な研究と、ハイブリッドクラウド制御ソフト「PrimeCloud Controller」や数多くのクラウドサービスの開発・提供実績を持つSCSKの知見を組み合わせることで、クラウドサービスの「継続的最適化サービス」の実用化を目指します。


2.共同研究の概要
 (1)研究内容
  ・クラウドシステムの構成に対する要求を、評価基準ごとにモデル化
   ※評価基準とは、「最適化する目的」を指す(例:信頼性・機能性・経済性)
  ・複数の評価基準を同時に最大化する構成を、遺伝的アルゴリズムを利用して計算し、最適なシステム構成を探索する

 *参考画像は添付の関連資料を参照

 (2)研究期間
  2015年9月1日〜2016年3月31日


3.今後について
 SCSKは本研究の成果を受け、ハイブリッドクラウド制御ソフト オープンソース版「PrimeCloud Controller」と最適化システムが連携するシステムを開発し、インタークラウドにおける「継続的最適化サービス」の提供を目指します。


 ※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。



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