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三井化学東セロ、マレーシアに現地企業と太陽電池封止シート製造・販売の合弁会社を設立

2011-03-25

太陽電池封止シート(ソーラーエバ(TM))合弁会社設立及び工場新設について


 三井化学株式会社(以下、三井化学、本社:東京都港区、社長:田中稔一)の100%子会社である三井化学東セロ株式会社(以下、MCTI、本社:東京都千代田区、社長:宮脇良治)とSCIENTEX社(本社:マレーシア/クアラルンプール、社長:Lim Peng Jin)は、この度以下のとおり、太陽電池封止シート(ソーラーエバ(TM))の合弁会社設立及び工場新設を決定致しましたのでお知らせ致します。

1.合弁会社の概要
 (1)会社名 :「MCTI SCIENTEX SOLAR SDN BHD」
 (2)事業内容:太陽電池封止シート(ソーラーエバ(TM))の製造・販売
    (本合弁会社で製造された製品に関しては、マレーシアに新たにMCTI
    100%出資の販売子会社を設立し、同社へ全量販売致します。)
 (3)設立時期:2011年4月
 (4)資本金 :4千5百万マレーシアリンギット
    (MCTI:50%、SCIENTEX社:50%)
 (5)代表者 :代表取締役社長 益田哲夫(現MCTI執行役員
 (6)所在地 :マレーシア/マラッカ(SCIENTEX社敷地内)
 (7)新設工場稼動時期:2012年度上期


2.目的・意義

<背景>
 地球規模での環境問題への対策が急務となっており、クリーンエネルギーとして太陽電池の需要は急拡大しております。
 最大市場である欧州の他、今後伸長が期待される日本・米国・中国等の市場をターゲットに、アジアにおいて太陽電池メーカーの製造設備新増設が相次ぎ計画されています。
 これに伴い、太陽電池の部材となる封止シート(ソーラーエバTM)の需要も全世界で年率20%以上の成長が見込まれております。

三井化学グループの目的・意義>
 三井化学は、昨年11月に新中期経営計画を発表しました。
 この中で、ソーラーエバTMを含む機能フィルム・シート事業を、景気変動の影響を受け難い「重点5事業」の一つとして、更なる拡大を図ることとしております。
 具体的には、太陽光発電等の成長市場における積極投資と拡販、及びアジアでの拠点構築による供給力の拡大を積極的に進めて参ります。
 その一環として、この度マレーシアに新たなソーラーエバTMの生産拠点をSCIENTEX社と共に構築することと致しました。
 SCIENTEX社は、優れた樹脂加工の基盤技術を有し、また当社と既にJV運営の実績がある等、相互に信頼関係が構築されており、同社との協働により、迅速かつ円滑な事業立ち上げを図って参ります。

 MCTIは、マレーシアにおける生産拠点設立により、アジア圏での需要拡大に対応した生産、販売体制を確立し、お客様のご要望に対し迅速且つ的確な対応を図って参ります。
 なお、今回の設備増強により合計年産能力はほぼ5万トンとなり、更なる増強も視野に太陽電池封止材のグローバルリーダーとして伸長する需要を確実に取り込み、市場でのMCTIの存在感を更に強化していく所存です。


以 上

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