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オリンパス、「消化器内視鏡治療支援システム」など開発し試作機を公開

2015-06-09

福島県・国際的先端医療機器開発実証事業費補助金を受け
ロボット技術を用いた2つの治療支援機器を開発


 オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、福島県の「国際的先端医療機器開発実証事業費補助金(※)」の支援を受け、「多関節軟性手術支援ロボティックシステム」の開発を行い、2つの試作機(非臨床用)を完成させました。

 がんなどの治療においては、口や肛門から消化器内視鏡を挿入して病変部を切り取る治療や、腹部に開けた数ヶ所の穴から腹腔鏡と専用器具を挿入して行う手術があります。これらの治療は、開腹しないため術後の痛み軽減や早期回復などの効果が期待でき、広く採用されるようになってきています。この患者さんの負担が少ない低侵襲治療のさらなる普及・発展に向けて新たな機器の開発が求められています。
 本開発では、2012年度から2014年度まで福島県から震災復興を目的とした支援を受け、「消化器内視鏡治療支援システム」と、「電動多自由度腹腔鏡」の試作を行いました。
 今後は、福島県内に立地する当社の医療機器製造拠点を活用し、試作した治療支援機器の製品化を目指し、福島県復興とさらなる低侵襲治療の普及・発展に貢献していきます。
 なお、本成果は、2015年6月3日に行われる医療関連産業集積プロジェクト研究開発補助金成果報告会(主催:福島県)で発表されます。


●開発成果の概要
 試作機1:消化器内視鏡治療支援システム
  先端に複数の関節を持つ2本の多関節処置具を消化器内視鏡に組み合わせ、この多関節処置具を自在に操作できるようにした治療支援システム
 試作機2:電動多自由度腹腔鏡
  電動制御により、医師が見たい部位を視野内に捉え続ける機能を搭載した腹腔鏡

 ・参考画像は添付の関連資料を参照


 ※「国際的先端医療機器開発実証事業費補助金」とは、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故からの福島県復興を大きな目的とし、福島県の医療福祉機器関連産業の集積をさらに促進し、雇用の確保を目指すために、開発困難な先端医療機器(手術支援ロボット等)についての研究開発ならびに実証試験に取り組む事業者を福島県が支援する制度です。当社は、福島県からこの補助を受け、本開発を推進してきました。研究の一部は東京大学大学院工学系研究科 佐久間一郎教授に委託しました。

 ・別紙は添付の関連資料を参照



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