Article Detail
Bloom Energy Japan、大阪府中央卸売市場に「Bloomエナジーサーバー」を導入
大阪府中央卸売市場に「Bloomエナジーサーバー」を導入
ソフトバンクグループで発電事業を行うBloom Energy Japan株式会社(ブルームエナジージャパン、所在地:東京都港区、代表取締役社長:三輪 茂基、以下「Bloom Energy Japan」)は、クリーンで高効率な業務用・産業用燃料電池発電システム「Bloomエナジーサーバー」を大阪府中央卸売市場に設置します。今回導入する「Bloomエナジーサーバー」の出力規模は1,200kW(1.2MW)で2015年3月9日からの運転を予定しており、1年を通して大阪府中央卸売市場の電力需要の約50%を賄うことができます。
「Bloomエナジーサーバー」は都市ガスを燃料とし、発電効率が60%を超える(※1)クリーンで高効率な固体酸化物形燃料電池で、アメリカ合衆国では画期的な分散型のベース電源としてデータセンターや工場、大規模商業施設、官公庁など、電力の持続的な供給が必要とされる施設での導入が進んでいます。
※1初期値
今回の大阪府中央卸売市場への「Bloomエナジーサーバー」導入は関西で初の設置事例であり、1MWを越える固体酸化物形燃料電池(SOFC)の本格運転は日本初(※2)の事例です。Bloom Energy Japanでは大阪府の進める「災害に強い、また、環境に優しい市場づくり」への貢献を目的とし、主に冷蔵庫設備を中心とする有事でも恒常的な電力供給が必要な重要設備に対し、24時間365日、継続的に電力の供給を行います。また、高効率な「Bloomエナジーサーバー」の導入は、常時多くの電力を消費する卸売市場におけるCO2排出量の削減にも貢献するため、その導入効果については先進的なモデルケースとして今後大阪府と共に発信します。
※2 2015年3月 Bloom Energy Japan調べ。
Bloom Energy Japanは、今後も「Bloomエナジーサーバー」で発電する電力の供給を通じ、日本国内における持続的な電力の安定供給、経済発展に貢献していきます。
■「大阪府中央卸売市場」設置の「Bloomエナジーサーバー」概要
所在地:大阪府茨木市宮島 1−1−1大阪府中央卸売市場内
設置面積:約350m2(※3)
出力規模:1,200kW(200kW×6システム)
定格発電効率(初期値):60%超(LHV)
サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ:約9.1m×2.1m×2.6m/19.9t(1システムあたり)
運転開始:2014年3月9日(月)
※3メンテナンススペースを含む
○Bloom エナジーサーバーについて
Bloomエナジーサーバーは、複数の燃料を活用できる、クリーンで高効率、分散設置型の画期的な固体酸化物形燃料電池です。本技術は、NASAの宇宙プロジェクトを通して開発されたもので、従来の水素燃料電池とは根本的に異なります。Bloomエナジーサーバーはバイオガスや都市ガスで稼働し、発電効率の高さにおいて他に並ぶものがなく、設置やメンテナンスも簡単に行うことができます。また、Bloom Energyの柔軟で拡張性のあるモジュール技術により、お客さまのニーズに合わせた発電容量で設置が可能です。
○Bloom Energy Japan株式会社について
Bloom Energy Japanは、コンパクトで24時間365日稼働し続ける、安全でクリ―ン・安定的・分散型の代替電力を提供することを目的に2013年5月に設立されました。
○Bloom Energy Japanの概要
社名:Bloom Energy Japan株式会社
資本構成:
SBパワーマネジメント株式会社 50%
Bloom Energy Corporation 50%
事業内容:
クリーンで安全な燃料電池からの発電による電力の供給、販売事業。
また、それに伴う機器の輸入、設置などの付帯業務。
代表取締役社長:三輪 茂基
●SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。