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三菱レイヨンと三浦工業、省スペースを実現する排水再利用パッケージ装置を共同開発
三菱レイヨン・三浦工業が省水省スペースを
実現する排水再利用パッケージ装置を共同開発・販売開始
三菱レイヨン株式会社(本社:東京都千代田区 社長:越智仁、以下「三菱レイヨン」)と三浦工業株式会社(本社:愛媛県松山市 社長:高橋祐二、以下「三浦工業」)は、2013年2月に両社間で締結した水処理事業の業務提携に基づき進めてきた新製品開発にて、排水再利用パッケージ装置を共同開発して、2015年4月から本格販売を開始いたします。
排水の再利用は、工場で使用する水量を節約できるため、上下水道代の高い地域でのコスト削減や製造水原単位低減になり、環境貢献ならびに経済貢献を実現するものです。
本装置は、MBR(膜分離活性汚泥法)膜に加えてRO(逆浸透)膜を搭載しており、既存排水処理設備に設置することで、再利用対象排水の約70%を良質な水に処理して、製造工程などに再利用可能とするものです。三菱レイヨンが新しいMBR膜として開発した「低水深対応薄型モジュール」と三浦工業の装置パッケージ技術を融合させ、従来の排水再利用装置に比べて設置面積を50%削減するとともに、運転の安定化(目詰まり低減の膜構造と自動洗浄、水温水質の影響を受けにくい流量フィードバック制御の採用)、パッケージ化による工事期間の大幅な短縮、さらには競争力のある価格を実現しました。当該性能を認められ、既に神奈川県川崎市のリネン工場に1号機を納入しています。
三菱レイヨンと三浦工業は、引き続き業務提携に基づいて共同開発や新規水関連サービス事業の立ち上げを行い、お客様に新たな付加価値を加えたサービス・製品を提供してまいります。
【用途・目的】各種工場・施設のプロセス用水
ボイラ用水、冷却水、洗浄水など
【販売目標台数】2017年度 50〜100台/年
【製品仕様(参考)】
処理水量:m3/h:3.0
外寸:mm:W:1,895×D:3,570×H:2,505
乾燥質量:kg:1,735
運転質量:kg:5,925
※参考画像は添付の関連資料を参照
以上