富士通SSL、米社製DNS／DHCPアプライアンス「インフォブロックス」を取り扱い開始

情報漏えい対策の強化とセキュリティ運用管理の軽減を同時に実現
〜世界シェアNo．１！DNS／DHCPアプライアンス「Infoblox」を製品ラインナップに追加し、
ネットワークセキュリティのサービスを強化〜


　株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ（本社：川崎市中原区小杉町、代表取締役社長：川口浩幸）は、米国Infoblox社製DNS（注１）／DHCP（注２）アプライアンス「Infoblox（インフォブロックス）」の取り扱いを２０１４年１２月１８日に開始し、ネットワークセキュリティのサービスを強化します。これにより、お客様の情報漏えい対策の強化とセキュリティ運用管理の軽減を同時に実現します。


　近年、様々なサイバー攻撃が猛威を振るうなか、インターネットの基盤であるDNSを標的とした攻撃が急増しています。DNSが攻撃を受けマルウェアに感染するとイントラネットに障害を及ぼすだけでなく情報流出を引き起こすなど影響が非常に大きく、多くの企業や官公庁、団体においてDNSの安全な運用が求められています。ネットワーク環境においては、規模や用途の拡大に伴う複雑化ならびに運用コストの増大や運用管理の軽減化が課題とされています。

　当社はセキュリティ対策の豊富な実績と高い技術力で、多くの企業や官公庁、団体のお客様に安全・安心なネットワーク環境をご提供しています。今般、お客様のネットワーク機器の運用管理を軽減し、安心してネットワーク環境をご利用いただけるよう、DNS／DHCPアプライアンス「Infoblox」をラインナップに追加し、ネットワークセキュリティのサービスを強化しました。

　「Infoblox」は、DNS／DHCP／IPアドレス管理機能（IPAM：IP　Address　Management）などの基幹ネットワークサービスをノンストップで提供し、集中管理するアプライアンス製品です。複数拠点の機器を一元管理できるため、サーバ毎の管理が不要となり、運用管理コストの削減を実現します。本製品は、世界で５，４００社以上、４０，０００台以上の導入実績があり、DNS／DHCPアプライアンス製品で世界シェア８０％を占めています（注３）。Infoblox社認定資格を有する当社のセキュリティ専門家が高度な技術で高品質なサービスをご提供します。

　※参考画像は添付の関連資料を参照


　今後も、当社は「Infoblox」をはじめ各種セキュリティ製品やサービスを活用し、お客様のニーズに最適な組み合わせで、安全性と利便性を追求したセキュリティ対策を提案してまいります。


【「Infoblox」の特長】
１．情報漏えいを防止
　・DNS　Protection機能により、キャッシュポイズニング（注４）などDNSに対する攻撃を防御することができます。また、DNS　Firewall機能により、マルウェアに感染した社内端末からの名前解決（注５）をブロックすることで、外部への情報流出を防止することができます。マルウェア感染端末を特定し、感染原因や経路を解明することで、サイバー攻撃対策にも活用可能です。

　・レピュテーション（注６）情報を利用し、標的型マルウェアサイトへの接続を制御するため、情報漏えい対策を一層強化することができます。


２．運用管理コストを削減可能
　・複数の機器を一元管理できるため、拠点が離れていても１拠点から全ての設定管理、パッチ適用、バージョンアップが可能で、従来のサーバ毎の運用に比べ、運用管理コストを削減することができます。

　・IPアドレス管理機能により、IPアドレス管理の自動化、可視化が可能です。固定・動的IPアドレス全てを各種ステータス別に色付けし表示することで、見えづらいIPアドレスや不正接続端末を“リアルタイムIP管理帳簿”として管理することができます。


３．高品質なサービスをご提供
　・当社はInfoblox社認定資格保持者を有しており、大規模案件で得た豊富なセキュリティノウハウと高い技術力を活かし、導入から保守まで高品質なサービスを提供します。

　・セキュリティの専門家が２４時間３６５日運用代行する「マネージド・セキュリティサービス（MSS）」をご利用いただくことで、運用負荷とセキュリティリスクをより一層軽減することができます。（MSSは別途ご契約が必要です。）


【提供価格】
　Infoblox　Trinzic　DDIシリーズ
　「Trinzic　８１０」（小規模〜中規模）：８７４，８００円（税込み）〜
　注意事項別途、導入費用と保守費用が必要です。


【販売開始】
　２０１４年１２月１８日


【販売目標】
　２年間で３億円


【「Infoblox」製品ページ】
　http://www.ssl.fujitsu.com/products/netsecurity/infoblox/


【関連サービス】
　「マネージド・セキュリティサービス（MSS）」
　http://www.ssl.fujitsu.com/products/security/mss/


【注釈】
（注１）DNS（Domain　Name　System）
　ドメイン名やホスト名とIPアドレスの対応関係を管理するシステム。

（注２）DHCP（Dynamic　Host　Configuration　Protocol）
　コンピュータがネットワーク接続する際にIPアドレスなど必要な情報を自動的に割り当てるプロトコル。

（注３）DNS／DHCPアプライアンス製品で世界シェア８０％
　２０１３年富士キメラ総研発刊「２０１３　コミュニケーション関連マーケティング調査総覧」より。
　（カテゴリ「DNS／DNCPサーバ」：１７８〜１８１ページ）

（注４）キャッシュポイズニング
　あるドメインについて偽の情報を発信し、インターネット上のDNSサーバに伝播させることにより、利用者がそのドメイン内のサーバに到達できないようにしたり、ドメイン所有者の意図しない別のサーバにアクセスを誘導する手法。

（注５）名前解決
　ネットワーク上で、コンピュータやネットワーク機器につけられた名前からアドレスを割り出すこと。またはその逆。

（注６）レピュテーション
　迷惑メールを受け取らないようにしたり、Webサイトからウイルスをダウンロードしないようにするために、通信相手の“評判”（reputation）を調べて通信を制限する技術。


＜株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリについて＞
　URL：http://www.ssl.fujitsu.com

　当社は富士通グループの一員として、ソフトウェア開発／システム構築を中心に事業を展開してきました。現在、それらの実績と最先端のICTをもとにした自社ソリューション群『PoweredSolution（http://www.ssl.fujitsu.com/products/powered/）（パワード・ソリューション）』により、セキュリティ対策やWebサイト、CRM（Customer　Relationship　Management）、ワークフロー、GIS（地理情報システム）、情報統合、情報利活用、開発・運用基盤、OSSの９つのカテゴリによる、あらゆる業種に適用できる幅広いソリューションを、様々なお客様に提供しています。
　当社は１９９０年にシステムインテグレータ認定、１９９６年にはISO９００１（http://www.ssl.fujitsu.com/quality/）の認証を取得しました。セキュリティ関連では、２００３年にセキュリティ監視サービスでBS７７９９　およびISMS認証基準の認証を取得し、２００６年には全社レベルでISO２７００１（http://www.ssl.fujitsu.com/security/）の認証も取得、２００８年にプライバシーマーク（http://www.ssl.fujitsu.com/privacy/index.html#privacy）付与の認定を受け、さらに２００９年には世界で初めて情報セキュリティ格付を取得しました。また、当社のRuby技術者育成への取り組みやRubyに関する高い技術力が認められ、２０１１年にRubyアソシエーション認定システムインテグレータGoldも取得（http://www.ssl.fujitsu.com/release/2011/06/8.html）しています。


＜商標について＞
　記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


「お客様お問い合わせ先」
　株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ　商品お問い合わせ窓口
　商品お問い合わせフォーム（https://www.ssl.fujitsu.com/cgi-bin/contact2/input.cgi）
　　電話：０４４−７３９−１２５１


以上