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伊藤忠商事、家庭用リチウムイオン蓄電システム「エネパワボS」を販売開始
家庭用リチウムイオン蓄電システム販売開始の件
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は株式会社エヌエフ回路設計ブロック(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:高橋常夫、以下「エヌエフ回路」)が開発、商品化した家庭用リチウムイオン蓄電システム『エネパワボS』(以下「エネパワボS」)の販売を開始します。商品は一般家庭に強い販路を持つ伊藤忠エネクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡田賢二、以下「伊藤忠エネクス」)を通じ、全国の伊藤忠エネクスホームライフ各社にて12月より発売予定です。
伊藤忠商事は川上でのリチウム資源プロジェクト及び主要電池部材(正極材・負極材)の開発・製造・販売事業参画、川下における蓄電池システムの販売など、グループネットワークを生かしたバリューチェーンの構築、新たな価値の創造に取り組んでおり、地球環境にも優しいビジネスとしてリチウムイオン電池関連事業を推進しています。従来から取り扱いのあるポータブル型、昨年発売した産業用に、今回の家庭用蓄電システムを加えることで、様々な顧客や用途に対応する商品ラインナップの拡充を図り、日本の電力供給安定化、停電対策にも貢献して行きます。
<エネパワボSの主な特徴>
1.分電盤に接続する系統連系システム
・停電を感知すると自動で家庭内に送電し、特定コンセントに限定されず、家中の電気製品が使用可能。
2.大容量と長期信頼性
・家庭用としては大容量の7.0kWh(定格容量6.6kWh)で1日の消費電力の約6割(*)をカバー可能。
・1万回の充放電サイクル回数で10年以上(**)の期待寿命。
*(1カ月300kWhの平均消費として換算した参考値)
**(室温23℃で1日1回の充放電を想定)
3.他機器との連携性
・ほとんどの国内メーカーの太陽光発電システムおよび一部の燃料電池(エネファーム)と連携し、日中は太陽光発電の余剰電力を充電、蓄電池に充電した割安な夜間電力を使用する等、電気代の削減、エネルギーの有効活用が可能。
<概略仕様>
蓄電容量:7.0kWh(定格容量6.6kWh)
定格出力電力(パワーコンディショナ出力):系統連系 3kVA
自立運転 3kVA
定格電圧:系統連系 単相3線 AC202V 50/60Hz
自立運転 単相2線 AC101Vまたは単相3線 AC202V 50/60Hz
外部寸法:約1,110mm(W) x 約965mm(H) x 約430mm(D)
重量:約250kg
設置場所:屋外
希望小売価格:240万円(税別、工事費別)
出荷日:12月より順次開始
<エヌエフ回路について>
設立年:1959年
本社所在地:神奈川県 横浜市
代表者:高橋常夫
資本金:9億1,000万円
従業員数:199名(2014年3月31日現在)
事業内容:電子計測機器、電子応用機器の設計・製造・販売