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日立ソリューションズ、センサーのデータの収集など行うM2M遠隔施設管理システムを提供
M2M遠隔施設管理システムを提供開始
センサーデータの収集・蓄積・見える化と、サーバーへの送信・蓄積を実現
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)は、産業用PCやゲートウェイなどに搭載し、それらとつながる各種センサーデータの収集・蓄積とセンサーへの指示を行う、M2M(*1)遠隔施設管理システム「M2M Remote Factory Manager」の提供を5月14日から開始します。
本製品によりデータの収集・蓄積・見える化が可能になるため、M2Mシステムを最小限の構成と少額の投資で実現できます。また、センターから遠隔地にある工場の管理をしたい、複数拠点を管理したいなどの業務拡大に応じた要望に対しても、センター側システムとのデータ連携や、各種センサーの遠隔制御機能の追加など、柔軟に機能を拡張することができます。
*1:Machine to Machine:機器同士が通信ネットワークを介して相互にデータをやり取りすることで自律的に制御や動作を行うこと。
昨今、設備管理、交通インフラ、エネルギー管理、医療など多岐にわたる分野で、機器同士が通信するM2MやIoT(*2)への注目が高まっています。一方、機器の保守は現地での作業が多く、拠点数の増加やグローバル展開などにより保守作業の負担が増加していることから、このM2M技術を用いて遠隔から施設監視・制御を行うことで、保守コストの削減を図りたいというニーズが増加しています。
*2:Internet of Things:M2Mに加え、データを受け取る人へのサービスも含めたネットワークシステムを指す。
このような背景の下、日立ソリューションズは、センサーのデータの収集・蓄積・見える化を可能とするM2M遠隔施設管理システム「M2M Remote Factory Manager」の提供を開始します。
本製品は、軽量、高速、高機能なデータベース「Entier」(*3)を活用してセンサーデータを継続的に記録することができるため、収集データを容易に分析へ利用することが可能です。また、通信制御を行う「M2M Data Collection Agent」と連携することで、収集データをセンター側クラウドシステムなどへ提供することが可能です。
今後、日立ソリューションズは、ビッグデータソリューションと組み合わせることで、センサーデータの収集、データの見える化、ビッグデータ分析、センサーの遠隔管理までをワンストップで提供していきます。
*3:「Entier」は、組み込みシステムで利用できる軽量、高速、高機能なリレーショナルデータベースです。
■M2M遠隔施設管理システム「M2M Remote Factory Manager」の特長
1.センサーとの拡張性が高いインタフェースにより、容易なカスタマイズが可能
PLC(*4)とのデータ送受信機能を提供します。OSGi(*5)フレームワーク「SuperJ Engine Framework」(*6)を用いた拡張性の高い構成のため、各種センサーへの拡張・応用が容易に実現できます。
*4:Programmable Logic Controller:工場などの自動機械の制御に使われる制御装置。
*5:Open Services Gateway Initiative:遠隔から管理できるJavaベースのサービスプラットフォームの標準化を定義。
*6:OSGi Release4準拠のリモート制御サービスプラットフォーム。Javaミドルウェアとして組み込み機器の遠隔保守、リモート管理を支援。
2.収集データの長期保存、管理、利用が可能
軽量、高速、高機能なデータベース「Entier」を活用することで、収集データをゲートウェイ内に、安定的かつ長期的に記録することが可能です。記録データは、電源遮断などの障害から保護されており、ゲートウェイ上でも動作可能な軽量なHTTPサーバー機能によりネットワーク経由でブラウザから参照し、高速に検索して利用することができます。
3.クラウドシステムとの連携により、遠隔データ参照・遠隔制御を実現
「M2M Data Collection Agent」と連携することで、ゲートウェイ内に保管したデータをサーバーに送信、蓄積する機能と、上位システムから制御命令を受信し、PLCに設定する機能を提供します。不安定な通信環境でも、データベースを活用したデータの記録と、「M2M Data Collection Agent」の再送制御で確実にデータを送信することができます。データベース上にデータを保管していますので、センター側のデータが失われた場合でも、保管したデータの再送信を行うことができます。
※参考画像は添付の関連資料を参照
■動作環境(*7)
ハードウェア CPU:ARMv5(1.2Ghz以上推奨)、メモリ:300MB以上を推奨
ストレージ:1GB以上を推奨、ただし、保管データサイズに依存
OS、前提ライブラリ Linux2.6.22、glibc2.9
前提プログラム Oracle Java SE Embedded version 7.0.21
SuperJ Engine Framework V4.5以降
eIndex Engine Entier 組込Linux Version 04−02−B
*7:動作環境は個別に対応することが可能です。
■M2M遠隔施設管理システム「M2M Remote Factory Manager」の価格
製品名 M2M遠隔施設管理システム「M2M Remote Factory Manager」
価格 個別見積
■提供開始時期
2014年5月14日
■製品紹介URL:
http://www.hitachi-solutions.co.jp/m2mremote/
■展示会出展について
展示会名 第3回 ワイヤレスM2M展
日時 5月14日(水)〜16日(金)
場所 東京ビッグサイト 西展示棟(小間番号:西1−70)
概要 日立産機システムブースにて、日立ソリューションズのM2M関連製品の紹介と、実機デモ(産業機械のクラウド遠隔監視)を展示します。
※OSGiは、米国OSGi Allianceの登録商標です。
※Entierは、株式会社日立製作所の日本における登録商標です。
※ハイブリッドインテグレーションは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
<商品・サービスに関するお問い合わせ先>
URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
Tel:0120−571−488