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日立ソリューションズ、センサーのデータの収集など行うM2M遠隔施設管理システムを提供

2014-05-16

M2M遠隔施設管理システムを提供開始
センサーデータの収集・蓄積・見える化と、サーバーへの送信・蓄積を実現


 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)は、産業用PCやゲートウェイなどに搭載し、それらとつながる各種センサーデータの収集・蓄積とセンサーへの指示を行う、M2M(*1)遠隔施設管理システム「M2M Remote Factory Manager」の提供を5月14日から開始します。
 本製品によりデータの収集・蓄積・見える化が可能になるため、M2Mシステムを最小限の構成と少額の投資で実現できます。また、センターから遠隔地にある工場の管理をしたい、複数拠点を管理したいなどの業務拡大に応じた要望に対しても、センター側システムとのデータ連携や、各種センサーの遠隔制御機能の追加など、柔軟に機能を拡張することができます。

 *1:Machine to Machine:機器同士が通信ネットワークを介して相互にデータをやり取りすることで自律的に制御や動作を行うこと。

 昨今、設備管理、交通インフラ、エネルギー管理、医療など多岐にわたる分野で、機器同士が通信するM2MやIoT(*2)への注目が高まっています。一方、機器の保守は現地での作業が多く、拠点数の増加やグローバル展開などにより保守作業の負担が増加していることから、このM2M技術を用いて遠隔から施設監視・制御を行うことで、保守コストの削減を図りたいというニーズが増加しています。

 *2:Internet of Things:M2Mに加え、データを受け取る人へのサービスも含めたネットワークシステムを指す。

 このような背景の下、日立ソリューションズは、センサーのデータの収集・蓄積・見える化を可能とするM2M遠隔施設管理システム「M2M Remote Factory Manager」の提供を開始します。
 本製品は、軽量、高速、高機能なデータベース「Entier」(*3)を活用してセンサーデータを継続的に記録することができるため、収集データを容易に分析へ利用することが可能です。また、通信制御を行う「M2M Data Collection Agent」と連携することで、収集データをセンター側クラウドシステムなどへ提供することが可能です。
 今後、日立ソリューションズは、ビッグデータソリューションと組み合わせることで、センサーデータの収集、データの見える化、ビッグデータ分析、センサーの遠隔管理までをワンストップで提供していきます。

 *3:「Entier」は、組み込みシステムで利用できる軽量、高速、高機能なリレーショナルデータベースです。


■M2M遠隔施設管理システム「M2M Remote Factory Manager」の特長

1.センサーとの拡張性が高いインタフェースにより、容易なカスタマイズが可能
 PLC(*4)とのデータ送受信機能を提供します。OSGi(*5)フレームワーク「SuperJ Engine Framework」(*6)を用いた拡張性の高い構成のため、各種センサーへの拡張・応用が容易に実現できます。

 *4:Programmable Logic Controller:工場などの自動機械の制御に使われる制御装置。
 *5:Open Services Gateway Initiative:遠隔から管理できるJavaベースのサービスプラットフォームの標準化を定義。
 *6:OSGi Release4準拠のリモート制御サービスプラットフォーム。Javaミドルウェアとして組み込み機器の遠隔保守、リモート管理を支援。

2.収集データの長期保存、管理、利用が可能
 軽量、高速、高機能なデータベース「Entier」を活用することで、収集データをゲートウェイ内に、安定的かつ長期的に記録することが可能です。記録データは、電源遮断などの障害から保護されており、ゲートウェイ上でも動作可能な軽量なHTTPサーバー機能によりネットワーク経由でブラウザから参照し、高速に検索して利用することができます。

3.クラウドシステムとの連携により、遠隔データ参照・遠隔制御を実現
 「M2M Data Collection Agent」と連携することで、ゲートウェイ内に保管したデータをサーバーに送信、蓄積する機能と、上位システムから制御命令を受信し、PLCに設定する機能を提供します。不安定な通信環境でも、データベースを活用したデータの記録と、「M2M Data Collection Agent」の再送制御で確実にデータを送信することができます。データベース上にデータを保管していますので、センター側のデータが失われた場合でも、保管したデータの再送信を行うことができます。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

■動作環境(*7)

 ハードウェア     CPU:ARMv5(1.2Ghz以上推奨)、メモリ:300MB以上を推奨
            ストレージ:1GB以上を推奨、ただし、保管データサイズに依存
 OS、前提ライブラリ  Linux2.6.22、glibc2.9
 前提プログラム    Oracle Java SE Embedded version 7.0.21
            SuperJ Engine Framework V4.5以降
            eIndex Engine Entier 組込Linux Version 04−02−B

 *7:動作環境は個別に対応することが可能です。

■M2M遠隔施設管理システム「M2M Remote Factory Manager」の価格

 製品名 M2M遠隔施設管理システム「M2M Remote Factory Manager」
 価格  個別見積

■提供開始時期
 2014年5月14日

■製品紹介URL:
 http://www.hitachi-solutions.co.jp/m2mremote/

■展示会出展について

 展示会名 第3回 ワイヤレスM2M展
 日時       5月14日(水)〜16日(金)
 場所       東京ビッグサイト 西展示棟(小間番号:西1−70)
 概要       日立産機システムブースにて、日立ソリューションズのM2M関連製品の紹介と、実機デモ(産業機械のクラウド遠隔監視)を展示します。


 ※OSGiは、米国OSGi Allianceの登録商標です。
 ※Entierは、株式会社日立製作所の日本における登録商標です。
 ※ハイブリッドインテグレーションは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
 ※その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。


<商品・サービスに関するお問い合わせ先>
 URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
 Tel:0120−571−488



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