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日立建機、カナダで出来形管理システム開発の豪社から事業を継承

2014-04-21

ウェンコ社が、オーストラリアのAPS社から事業を継承
−出来形管理システムの提供を可能に−


 日立建機株式会社(社長:辻本 雄一)の子会社で、鉱山運行管理システムの開発・販売・保守を手掛けるカナダのウェンコ社(Wenco International Mining Systems Ltd.、本社:カナダ・ブリティッシュコロンビア州リッチモンド、社長:Phil Walshe(フィル・ウォルシュ))は、このたび、出来形管理システムの開発・販売・保守を手掛けるオーストラリアのAPS社(Automated Positioning Systems Pty Ltd.、本社:オーストラリアクイーンズランド州・アーチャフィールド、CEO:Dush Wimal(ドゥシュ・ウィマル))の事業を、資産購入により継承することで、APS社と合意に至り、4月末までに正式契約を結ぶことになりました。

 昨今の鉱山機械ビジネスでは、鉱山運営の効率化の一環として、鉱山の穿孔(せんこう)・発破作業において、地図上で穴の位置、深さ、硬さなどを指示するドリルナビゲーションシステム(Drill Navigation System/以下、DNS)の必要性が高まってきています。お客様からは、このシステムから取り込めるデータと、高精度GPSを使った鉱山運行管理システム(Fleet Management System/以下、FMS)の生産データをあわせた一括管理への要求が、ますます増えてきています。

 APS社は、大掛かりな無線システムのインフラ構築が難しい、比較的小規模な鉱山で稼働する機械の出来形を計測し管理する、GNSS (全地球航法衛星システム)を使ったDNSなどのアプリケーション分野において、最先端の技術を有する会社です。ウェンコ社が手掛けているFMSに、APS社のシステムが加わることで、鉱山採掘における一連のプロセスにおいて、カバーできる範囲が強化されるとともに、システムの融合化によって、より効果的な製品の提供が可能になります。また、APS社が得意とする中小規模鉱山、特にアジア太平洋地域における顧客基盤の拡充が期待できます。

 当社グループは、株式会社日立製作所とクラウドを活用した鉱山運行管理システムの実証プロジェクトを行うなど、鉱山運営および鉱山機械の管理を最適化するICTソリューションの強化に取り組んでいます。今回の事業継承によって、より高度なレベルでのお客様サポートの提供など、鉱山機械ビジネスのさらなる事業拡大を進めていきます。


以上

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