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NTTデータなど、シンガポールに研究開発拠点を設置

2014-04-05

APAC地域におけるR&Dラボの設置について
シンガポールにおけるAPAC地域の技術統括およびインドネシアにおける研究開発活動の推進〜


 株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下NTTデータ)とNTT DATA Asia Pacific Pte.Ltd.(代表取締役社長:深谷 良治、本社:シンガポール、以下 NTT DATA APAC)は、このたび、今後発展が見込まれるアジア太平洋(APAC)地域においてさらなる技術開発を進めるため、シンガポールに研究開発拠点、NTT DATA Innovation Laboratories Singaporeを設置し、インドネシアにスマートコミュニティーに関する研究開発拠点NTT DATA Innovation Laboratories Bandungを設置します。NTTデータとNTT DATA APACは、2017年までに両拠点で合計40人規模の研究開発体制を目指します。
 NTTデータは、グローバル各社との連携によるR&D活動を強化することで今後もグローバルマーケットに対応可能な技術研究開発をさらに推進していきます。


【背景】
 NTTデータは、長年培ってきたシステムインテグレーション技術のほか、ビッグデータやビジネスアナリティクス等におけるデータ分析技術、M2M等の先進技術領域における研究開発を進めてきました。
 これらの技術のグローバルビジネスでの適用を推進するためには、海外の先進研究機関や海外グループ会社の持つ独自の強みや経験を集約し、市場ニーズに即した競争力のあるソリューションや技術の開発が必要となります。特にAPAC地域は経済成長が著しく、その一方で社会課題やそれに関連する事業ニーズも顕在化しています。


【NTT DATA Innovation Laboratories Singaporeの設置について】
 NTTデータは、APAC地域における事業展開をさらに推進するため、同地域の研究開発活動の中心として「NTT DATA Innovation Laboratories Singapore」をシンガポールに設置します。NTTデータグループのAPAC地域における事業は、地域統括会社であるNTT DATA APACが中核を担っており、NTT DATA Innovation Laboratories SingaporeはNTT DATA APAC内の一組織として運営されます。

 NTT DATA Innovation Laboratories Singaporeは、APAC地域の特性や事業戦略に対応した技術戦略の策定および推進の役割を担います。システムインテグレーション技術をはじめとして、当社が日本国内で長年培った技術に対し、APAC地域のグループ会社との連携による技術展開を図るとともに、現地のお客さまから得られたニーズをもとに市場に適したさらなるソリューション開発を進めます。
 また、同地域における政府機関、先進研究機関等との関係をさらに強化し、APAC地域での実証実験等を通して得られた知見をもとに市場競争力のある新たな先進技術の開発を推進します。政府機関との連携強化に向けては、シンガポールの経済開発庁(EDB:Economic Development Board)とともにグローバル市場に展開が見込まれる技術領域の検討を進めています。NTT DATA Innovation Laboratories Singaporeの設置に伴い、M2Mやデータ分析技術など相互にとって今後重要となる技術領域を特定するとともに、公共、製造、ヘルスケア、金融分野等へ適用可能な研究開発に取り組む予定です。


 ■名称    :NTT DATA Innovation Laboratories Singapore
 ■設置日   :2014年4月1日
 ■所在地   :750C Technopark Chai Chee #04−11/12 Chai Chee Road Singapore
 ■ミッション :
  1.APAC地域における研究開発活動の推進
  2.APAC市場ニーズに即した研究開発の推進および実行


シンガポール経済開発庁 情報通信・メディア局のKiren Kumar局長からのコメント>
 「シンガポール経済開発庁は、NTTデータがNTT DATA Innovation Laboratoryをシンガポールに設立し、公共・製造・ヘルスケア・金融サービスにおいて応用アナリティクス等の新規分野に研究を広げることを歓迎します。また、NTTデータが、新たな情報通信ソリューションをシンガポールで開発するために、シンガポールの人材プール、情報通信インフラ、産業界の旺盛な需要を活用すること奨励します。」


【NTT DATA Innovation Laboratories Bandungの設置について】
 経済成長著しいAPAC地域の中でも、特に高いIT投資の成長が見込まれているインドネシアは、今後拡大していく都市の課題を解決するため、ITを活用してエネルギーインフラや都市交通インフラを高度化していくスマートコミュニティーに対するニーズが高まっています。こうした現地の社会課題解決やニーズに応え、インドネシアでのスマートコミュニティーに関する研究のため、バンドン工科大学内に「NTT DATA Innovation Laboratories Bandung」を設置します。

 NTTデータは、産学連携の取り組みの一環として、2012年5月から慶應義塾大学SFC研究所が運用するアジア14カ国28先端大学とのインターネット教育・研究基盤であるSOIアジアプロジェクト(注1)において、オープンクラウドコンセプトに基づくビッグデータマネジメントに関する研究(研究代表 総合政策学部 國領二郎教授)を推進しています。NTT DATA Innovation Laboratories Bandungでは、JSCAバンドンタスクフォース(注2)、バンドン工科大学、慶應義塾大学SFC研究所と密接に連携しながら、産官学の枠を越えたオープンイノベーションにより、インドネシアにおけるスマートコミュニティーに関するITプラットフォームの研究および革新的なITサービスの開発に取り組みます。

 ■名称   :NTT DATA Innovation Laboratories Bandung
 ■設置日  :2014年4月1日
 ■所在地  :Jln.Taman Sari No.73 Bandung,Jawa Barat,INDONESIA
 ■ミッション:
  1.SOIアジアプロジェクトとの連携における共同研究の推進
  2.交通渋滞、省エネ、ごみ処理等の発展著しい大都市が抱える現地課題に対応したソリューション開発


◇関連URL:
 SOIアジアプロジェクトとの連携に関する報道発表
 http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2012/061501.html

 インドネシア・バンドン市のスマートコミュニティクラウド事業可能性調査実施に関する報道発表
 http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2013/102802.html


 注1:SOIアジアプロジェクト
 School on Internet Asiaプロジェクト(代表:村井純 環境情報学部教授・学部長)」は、1996年にアジアの先端大学におけるインターネット教育・研究基盤の共同運用を目的に設立された大学間連携プロジェクトです。2001年から衛星インターネット基盤を用いた授業連携、2008年からは起業家支援および産学連携活動を開始しています。
 NTTデータとSOI アジアプロジェクトを運用する慶應義塾大学SFC研究所は、アジア地域の先端大学のネットワークを活用したIT技術の展開と先端人材育成を目的とした共同研究活動(研究プロジェクト代表:國領二郎 総合政策学部教授)を平成24年6月から推進しています。

 注2:JSCAバンドンタスクフォース
 JSCA(Japan Smart Community Alliance)は、スマートコミュニティー戦略推進を目的に、2013年11月に経済産業省が中心となり設立した官民連携組織で、国内外350社を超える民間企業、学術機関が会員となっています。バンドンタスクフォースは、インドネシア・バンドン市においてスマートコミュニティーを推進するための組織です。
 JSCA Webサイト https://www.smart-japan.org/index.html


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