日本TI、小型の１２A同期整流DC／DC降圧型コンバーターを発表

日本TI、PMBusインターフェイス内蔵で業界最小の
１２A同期整流降圧型レギュレータ製品を発表

新しいアダプティブ・オンタイム制御モードを搭載、
複数のMOSFETを内蔵するSWIFT　DC／DCコンバータ


　日本テキサス・インスツルメンツは、PMBus(TM)インターフェイスを内蔵し、業界で最も小型の１２A同期整流DC／DC降圧型コンバータを発表しました。新製品の『TPS５３９１５』SWIFT(TM)コンバータは、小型のPowerStack(TM)　QFNパッケージに複数のNexFET(TM)　MOSFETを集積、有線／無線通信、企業向け／クラウド・コンピューティング、ストレージ・システムなど、様々な市場分野の実装面積に制約のあるアプリケーションや高電力密度のアプリケーションにおいて、DSP、FPGAやASIC製品の電源として最適です。『TPS５３９１５』は、TIのWEBENCH(R)オンライン設計支援ツールと組み合わせることで電力変換機能の設計を簡素化し、設計プロセスの短縮を実現できます。製品の詳細、無償サンプル、評価モジュールについては、http://www.tij.co.jp/TPS53915-pr-jpをご覧ください。

　この高集積コンバータ製品は、０．５％と高精度のリファレンス電圧を提供、各種のDSPやFPGAなどのディープ・サブミクロン・プロセッサ製品の電源電圧要件を満たします。使いやすいD−CAP３(TM)　アダプティブ・オンタイム制御モードは、非常に高速の負荷過渡応答を提供するとともに、外付け部品点数を低減します。また、PMBus経由のプログラマビリティとフォルト・レポート機能により、電源設計の簡素化と、さらなる部品点数低減が可能です。『TPS５３９１５』のデモ・ビデオ（英語）は、こちら（http://focus.ti.com/general/docs/video/Portal.tsp?lang=en&entryid=0_9hjrn58u&DCMP=pwr-dcs-hps-dcap3&HQS=pwr-dcs-hps-dcap3-em-video-en）でご覧ください。

　PMBus経由の制御が不要なアナログ・アプリケーション向けには、ピン互換の『TPS５３５１３』（http://www.tij.co.jp/pwr-dcs-hps-dcap3-TPS53513-pr-pf-jp）（出力電流８A）と『TPS５３５１５』（http://www.tij.co.jp/pwr-dcs-hps-dcap3-TPS53515-pr-pf-jp）（同１２A）SWIFT降圧型コンバータを提供しています。すべてのSWIFT製品についてはこちら（http://www.tij.co.jp/pwr-dcs-hps-dcap3-TPS53915-pr-lp-swift-jp）をご覧ください。


■『TPS５３９１５』の特長と利点
　・ハイサイドとローサイドの制御用MOSFETを集積、１２Aの連続出力電流をサポート
　・オンチップのPMBus（http://pmbus.org/Home）　インターフェイスで電源設計を簡素化
　・D−CAP３のアダプティブ・オンタイム制御モードにより出力コンデンサやループ補償が不要で、最小限の外付け部品点数で動作
　・自動スキップ動作のEco−mode(TM)が、高い変換効率を提供
　・３．５mm　×　４．５mm　×　１mmの２８ピン　PowerStack（http://www.ti.com/general/docs/gencontent.tsp?contentId=136932&DCMP=tmg_powerstack_072711&DCMP=pwr-dcs-hps-dcap3&HQS=pwr-dcs-hps-dcap3-TPS53915-pr-lp-powerstack-en）　QFNパッケージの内部では、接地電位のリードフレーム上に複数のTI　NexFET　パワーMOSFETを上下に積み重ね、銅クリップで接続。このユニークなスタックとボンディング手法の組み合わせで、MOSFETをチップの両側に配置した他のソリューションに比べて、より小型でより高集積のQFNパッケージを提供。PowerStackパッケージ技術関するビデオはこちら（http://focus.ti.com/general/docs/video/Portal.tsp?langId=en&entryid=0_p9asr3bp&DCMP=pwr-dcs-hps-dcap3&HQS=pwr-dcs-hps-dcap3-TPS53915-pr-v-powerstack-en）
　・外部補正不要、ソフトスタート内蔵、入力電圧低下保護、ブートストラップ・コンデンサ内蔵、過熱保護など


■供給と価格について
　『TPS５３９１５』DC／DCコンバータは量産出荷中で、TIと販売特約店から供給中です。１，０００個受注時の単価は３．５１ドルです。シングル同期整流降圧型コンバータ評価モジュール（http://www.tij.co.jp/tool/jp/tps53915evm-587）も供給しています。


■『TPS５３９１５』そのほかの特性表

　＊添付の関連資料を参照

　TIの電源管理製品ラインアップに関する情報は、こちらからも参照できます。
　・デモ・ビデオを含め、APECでのTIの展示について、Twitterの＃TIdoesAPECやPower　House（http://e2e.ti.com/blogs_/b/powerhouse/default.aspx?DCMP=pwr-pss-hpi-ucc28flyback&HQS=pwr-pss-hpi-ucc28flyback-pr-blog-en）ブログで紹介しています。
　・TIのSWIFT　DC／DCコンバータ製品（http://www.tij.co.jp/pwr-dcs-hps-dcap3-TPS53915-pr-lp-swift-jp）の詳細
　・TIのWEBENCH　Power　Designer（http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/analog/webench/power.page）オンライン設計支援ツールを使って包括的な電源管理回路を設計
　・TIのPowerLab(TM)　リファレンス・デザイン・ライブラリ（http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/analog/powermanagement/reference_design.page）から、電源のリファレンス・デザインをダウンロード


■TIのSWIFT製品について
　TIのSWIFT製品ファミリは、MOSFETを内蔵し、３Vから２８Vまでの入力電圧範囲をサポートする１３０以上の製品で構成されています。これらの製品はDSPやFPGA、その他のプロセッサ向け電源に最適で、TIのWEBENCH　Power　Designer、Power　Architect、FPGA　Power　Architectの各オンライン設計支援／プロトタイプ製作ツールに完全対応しています。SWIFT製品ファミリの詳細については、こちら（http://www.tij.co.jp/pwr-dcs-hps-dcap3-TPS53915-pr-lp-swift-jp）をご覧ください。


■TIのWEBENCH設計支援ツールについて
　WEBENCH　Designer／WEBENCH　Architectは、回路設計からシミュレーションまでのすべての設計プロセスに対応した業界唯一のオンライン設計支援ツールです。部品ライブラリは、メーカー１２０社の４０，０００点以上の部品データを収録しています。TIのディストリビューション・パートナーが価格と供給に関するデータを随時更新しており、ユーザーにとって、設計の最適化と生産計画の策定が可能になります。WEBENCH設計支援ツールは８つの言語で提供されており、ユーザーは完全なシステム設計回路を瞬時に比較でき、さらに、購入にあたってのサプライチェーンの決定を迅速に実行できます。無償で利用できるTIのWEBENCH設計支援ツールを使って設計を開始するには、http://www.tij.co.jp/webenchにアクセスしてください。


※WEBENCHはTexas　Instrumentsの登録商標です。SWIFT、Eco−mode、PowerStack、D−CAP３、NexFETおよびPowerLabはTexas　Instrumentsの商標です。その他、すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。


　＊製品画像は添付の関連資料を参照


＜テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて＞

　テキサス・インスツルメンツは（本社：米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO：リッチ・テンプルトン、略称：TI）は、未来のイノベーションを生み出すアナログICおよび組込みプロセッサを主に開発設計・製造するグローバルな半導体企業です。未来を変革する１０万社にのぼるお客様を支援しています。当社の情報はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。

　日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：田口　倫彰、略称：日本TI）は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。


＜読者向けお問い合わせ＞
　日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
　プロダクト・インフォメーション・センター（PIC）
　URL：http://www.tij.co.jp/pic


以上