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日立、システム基盤向けに処理性能強化した統合サービスプラットフォームなど販売開始

2013-09-26

ビッグデータやクラウドのシステム基盤向けに処理性能を強化した
「BladeSymphony」および「HA8000シリーズ」の新製品を販売開始
運用管理工数の削減を実現するサーバ管理ソフトウェア「Hitachi Compute Systems Manager」を標準添付

 ※製品画像は添付の関連資料を参照

 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」およびPCサーバである日立アドバンストサーバ「HA8000シリーズ」において、大量データ(ビッグデータ)やクラウド(クラウドコンピューティング)のシステム基盤向けに、処理性能を従来モデル比で約1.3倍(*1)に強化した新製品などを、9月20日から販売開始します。
 また、サーバ管理ソフトウェア「Hitachi Compute Systems Manager」について、11月29日から「BladeSymphony」、「HA8000シリーズ」への標準添付を開始し、システム設定や運用管理の工数の削減を実現します。

 *1 「BS520Hサーバブレード」、「HA8000/RS210−h」、「HA8000/RS220−h」の2012年11月発売のインテル(R)Xeon(R)プロセッサーE5−2600製品ファミリーを搭載した従来製品とインテル(R)Xeon(R)プロセッサーE5−2600 v2製品ファミリーを搭載した新製品の比較。

 近年、クラウドの進展や多機能情報端末の急速な普及などを背景として、企業や社会活動で発生するデータが爆発的に増加しており、クラウドなどのシステム基盤であるサーバには、大量データを扱うための処理能力やメモリ、ストレージ容量の強化などが求められています。また、クラウドの運用管理負担が高まっており、システム導入時の構築・設定作業や運用時のメンテナンス作業などの省力化とコスト削減が求められています。

 日立は、このような背景のもと、「BladeSymphony」のブレードサーバ「BS500」の「BS520Hサーバブレード」、「HA8000シリーズ」の2プロセッサーモデル「HA8000/RS210−h」、「HA8000/RS220−h」において、最新のインテル(R)Xeonプロセッサー E5−2600 v2製品ファミリーを搭載し、従来モデル比で約1.3倍(*1)の処理性能を実現した新製品を開発しました。今回の新製品は、処理性能の強化に加え、高速メモリの採用と、ストレージ容量の強化を行ったほか、「HA8000シリーズ」において、オプションとして、データベースの処理の高速化を可能にするPCI(Peripheral Components Interconnect)接続型フラッシュドライブボードをサポートするとともに、「BS500」において、「BS520Hサーバブレード」と接続してPCI接続型フラッシュドライブボードを従来比3倍(*2)の最大6台まで搭載できるオプション製品「PCI拡張ブレード」を開発するなど、ビッグデータやクラウドのシステム基盤向けの性能、機能を強化しました。
 また、「BladeSymphony」、「HA8000シリーズ」において、ストレージとサーバの効率的な統合管理で運用管理コストを最適化する「Hitachi Command Suite」シリーズのサーバ管理ソフトウェア「Hitachi Compute Systems Manager」を標準添付し、システム設定や運用管理の工数の削減を実現します。

 *2 従来は、「ストレージ拡張ブレード」の利用によって、最大2台までPCI接続型フラッシュドライブボードに接続可能。


<「BladeSymphony」および「HA8000シリーズ」の新製品の特長>

1.ビッグデータおよびクラウドのシステム基盤向けの性能、機能強化
 ・(1)処理性能とメモリの高速性、ストレージ容量を強化
  「BS520Hサーバブレード」、「HA8000/RS220−h」、「HA8000/RS210−h」において、最新のインテル(R)Xeonプロセッサー E5−2600 v2製品ファミリーを搭載し、従来モデル比で約1.3倍(*1)の処理性能を実現するとともに、従来モデルに比べて高速なメモリを採用し、同時に、ストレージ容量を従来モデル比で約1.3倍(*3)に拡大しました。 なお、「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS2000」の「標準サーバブレード」についても、最新のインテル(R)Xeonプロセッサー E5−2600 v2製品ファミリーを採用した新製品を、2013年12月に提供開始する予定です。

 *3 2012年11月発売の「BS520Hサーバブレード」、「HA8000/RS220−h」、「HA8000/RS210−h」との比較。

 ・(2)データベース処理の高速化を可能にするPCI接続型フラッシュドライブボードのサポート強化
  [1]「HA8000シリーズ」でPCI接続型フラッシュドライブボードをサポート
   ・HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)と比較してI/O(Input/Output)処理時間が大幅に短く、データベースの処理の高速化を可能にする、Fusion−io社のPCI接続型フラッシュドライブボード「Fusion−io PCIe Flashドライブ ボード(ioDrive2)」について、従来対応している「BladeSymphony」の「BS2000」、「BS500」に続き、「HA8000シリーズ」で新たにオプションとしてサポートします。本製品をキャッシュ(一時的な記憶装置)として利用することで、ビッグデータの解析や、データの処理頻度が高いシステムの性能向上、仮想デスクトップシステムにおけるユーザーのログイン時間の短縮などを可能にします。

  [2]「BS500」で「PCI拡張ブレード」を製品化し、接続台数を従来比3倍(*2)の最大6台に拡大
   ・「BS500」において、「BS520Hサーバブレード」と接続してPCI接続型フラッシュドライブボードを従来比3倍(*2)の最大6台まで搭載できるオプション製品「PCI拡張ブレード」を製品化しました。これにより、キャッシュの容量が拡大し、データベースのさらなる高速化が可能になります。


2.サーバ管理ソフトウェア「Hitachi Compute Systems Manager」の標準添付で運用管理を効率化
 「BladeSymphony」、「HA8000シリーズ」において、効率的なストレージとサーバの統合管理で運用管理コストの最適化を実現する「Hitachi Command Suite」シリーズのサーバ管理ソフトウェア「Hitachi Compute Systems Manager」の標準添付を開始し、導入設定と運用管理の効率化を実現します。

 ・(1)システム導入時の構築・設定作業の工数削減
  システム導入・構築に際して、インストールと設定作業をウィザード形式で容易化するとともに、1回の導入設定作業で複数の管理対象サーバを登録できるオートディスカバリ機能によって、従来モデル比で90%超の設定時間の削減(*4)を実現します。

 *4 管理対象サーバ10台を管理対象へ登録するときにかかる時間の比較。従来の手動登録では100分(インストールおよび設定:10分/台×10台)かかるのに対して、オートディスカバリ機能によって6分(6秒/台×10台+5分(IPアドレス範囲指定)で設定可能。

 ・(2)システム運用時のコスト削減
  システムの全体状況を一目で確認できるダッシュボード画面、ストレージ管理ソフトウェアや仮想化環境管理ソフトウェアなどとの連携強化により、システム管理者の日々の運用業務の負担を軽減します。また、性能情報や消費電力をモニタリングし、グラフ形式で表示できるため、システムのリソースの使用状況を把握しやすくなります。さらに、サーバモジュールの障害発生時の予備サーバモジュールへの自動切り替えや、システムディスクイメージの復旧により、システム停止時間を削減(*5)します。

 *5 性能情報や消費電力のモニタリング、予備サーバモジュールへの自動切り替え、システムディスクイメージの復旧には、別途ライセンス製品(有償)の購入が必要です。


<本発表に際してのパートナー企業からのコメント>
 インテル株式会社 常務執行役員 クラウド・コンピューティング事業本部 事業本部長 平野 浩介
  インテルは、日立の「BladeSymphony」および「HA8000シリーズ」の新製品発表を歓迎致します。次世代のデータセンターエンタープライズ環境には、省電力と高性能の両立が求められています。今回の日立の新製品に搭載されるインテル(R)Xeon(R)プロセッサー E5−2600 v2製品ファミリーはその両立を実現し、日立の高信頼なサーバー技術と融合されることで、IT市場をリードする付加価値の高いシステムを実現できるものと期待しております。今後もインテルは、日立との連携により、お客様の本気のIT投資を強力に支援する製品を提供して参ります。


 ※以下、新製品の価格と出荷時期などリリース詳細は添付の関連資料を参照


<他社商標注記>
 ・インテル、Xeonは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。
 ・Fusion−ioおよびioDriveは、アメリカ合衆国およびその他の国におけるFusion−io,Inc.の商標もしくは登録商標です。
 ・記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。



以上

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