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矢野経済研究所、世界のeコクピット市場に関する調査結果を発表

2013-09-17

世界のeコクピット市場に関する調査結果 2013
〜日本自動車産業は製品化に総力、2020年1,000万台超のeコクピット世界市場を予測〜

【調査要綱】

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて世界のeコクピット/車載HMI市場の調査を実施した。

 1.調査期間:2013年4月〜8月
 2.調査対象:国内・海外の主要自動車メーカ、一次部品メーカ(Tier1)、車載ソフトウェアメーカ、車載半導体メーカ等
 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談及び、電話・e−mail等によるヒアリングを併用

 <eコクピット/車載HMI(Human Machine Interface)とは>
  本調査におけるeコクピットとは車載カメラとの連携、危険警告、ヘッドアップディスプレイ(HUD)による緊急表示などを行う車載HMI(Human Machine Interface)システムを対象とする。将来的にはカーナビゲーションのような情報や音楽・映像配信などのインフォテインメント(情報・娯楽)機能のみならず、クルマそのものの基本機能(走る+曲がる+止まる+先進運転支援システム(ADAS;Advanced Driver Assistance System)とも連携し、運転者の状態を検知するとともに、運転者に警告・警報を行うシステムになるものと期待される。


【調査結果サマリー】

 ◆車載機は「スマートフォン連携システム」、あるいは「eコクピット」の方向へ
  主にカーナビゲーション機能をもつ車載機の将来の方向性は2つある。ひとつはスマートフォンなどと連携してスマートフォンアプリケーションを車載機で利用する方向。もうひとつはeコクピットであり、センターディスプレイ、クラスタディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ(HUD)等を統合化した車載HMI(Human Machine Interface)システムである。

 ◆eコクピット世界市場規模は2020年に1,000万台超を予測
  2016年にeコクピットが欧州自動車メーカの純正品として製品化されることを想定し、2016年はメーカ出荷数量ベースで、115万4,000台、2020年には、1,000万台を超えるものと予測する。eコクピットの搭載は先進国の高級車からはじまり、その後、一部の小型車にも搭載されるものと考える。

 ◆米国スマートフォンOSベンダの自動運転車両用OS開発に対し、日本自動車関連メーカはeコクピットの製品化に総力
  米国ではスマートフォンOSベンダによる自動運転車実証実験など、自動車産業への参入が活発化している。一方、日本の自動車関連企業はこれまで蓄積してきた車載カメラ、デジタル地図、カーナビゲーション等の情報系システムと、ADASを中心とする制御系の技術を融合させ、最終的には自動運転システムを視野に入れたeコクピットを製品化してくるものとみられる。そのためには有力なアプリケーションベンダと組んだオープンなコミュニティの構築・運営が求められる。


【資料発刊】
 資料名:「2013〜14年版 車載HMI/OSSの現状と将来展望」
 http://www.yano.co.jp/market_reports/C55116700


 ※リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照

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