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帝国データバンク、ロシア進出企業の実態調査結果を発表
特別企画:ロシア進出企業の実態調査
ロシア進出の日本企業は239社
〜半数以上が上場企業、7割がモスクワに集中〜
<はじめに>
4月末、安倍首相は日本の首相としては10年ぶりにロシアを訪問、プーチン大統領との会談等を経て「日露パートナーシップの発展に関する共同声明」を発表した。同声明では、日露平和条約を視野に入れた安全保障・防衛関係だけでなく、日本企業がロシア進出に際し出資・融資を受けられる枠組み「日露投資プラットフォーム」の設立等の経済的協力関係の発展にも言及され、両国関係の進展には経済界からも期待が寄せられている。
帝国データバンクでは、自社データベース・信用調査報告書ファイル「CCR」(160万社収録)および公開情報などをもとに、ロシア進出が判明している日本企業を抽出し、業種別、進出地域別、年商規模別、都道府県別に集計・分析を行った。
<調査結果(要旨)>
1.ロシアに進出している日本企業は、2013年6月末時点で239社判明した。業種別に見ると、トップは「製造業」の100社(構成比41.8%)。次いで「卸売業」(68社、同28.5%)の順となった。「製造業」では販売子会社としての進出が目立つ
2.進出地域別に見ると、約7割が首都「モスクワ」に集中している
3.年商規模別に見ると、「1000億円以上」が93社(構成比38.9%)でトップ。上場企業が129社(同54.0%)と過半数を占める
※表資料・調査結果詳細は添付の関連資料を参照