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大日本印刷、図書館向け書籍管理用の細型UHF帯ICタグラベルを開発
図書館向け書籍管理用の細型UHF帯ICタグラベルを開発
両面接着加工でページの間に隠れるため利用者による取り外しを防止
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、両面接着加工を施し、ページとページの間に貼り込むことで利用者による取り外しを防止する細型の書籍管理用UHF帯ICタグラベルを開発しました。この製品は、積層しても読み取りが可能で、大学や地方自治体の図書館向けに、2013年6月20日に発売します。
※製品画像は添付の関連資料を参照
【製品化の背景】
図書館は、所蔵品管理の効率化や不正持出防止を目的として、ICタグによる書籍管理システムの導入を進めています。しかし、従来の書籍管理用ICタグはクレジットカードのような形状であり、一部の利用者がICタグを取り外して、書籍を持ち去ってしまうという問題がありました。
これを解決すべくDNPは、長さ100mm・幅5mmと細長く、両面接着が可能で、書籍のページの間に貼付すると目につかなくなるICタグラベルを開発しました。
【細型UHF帯ICタグラベルの特長】
1.書籍のページ間の奥にICタグを貼り込むため、書籍の内容を隠しません。また、簡単に貼り込むことができます(ICタグラベルの片面のカバー紙をはがし、書籍のページ間に奥まで押し込んで一方のページに貼った後、反対面の台紙をはがして、もう一方のページに貼れば完了です)。
※参考画像は添付の関連資料を参照
2.書籍のページ間に貼ることでICタグラベルが隠れるため、利用者による取り外しが防止できます。
3.約8mの通信距離性能を保持しており、数冊の本を重ねた状態でも読みとることができます。図書館業務だけでなく、店舗におけるゲート通過時の不正持出検知やモバイル型リーダーライターを利用した棚卸業務などにも利用できます。
4.950MHz帯だけでなく、920MHz帯の周波数にも対応しています。
【仕様】
型番:UL−18
適応規格:ISO/IEC18000−6 TypeC
サイズ:長さ100×幅5×厚さ0.1mm
対応周波数:920MHz帯、950MHz帯
通信距離:約8m(4W−EIRP)
【参考価格】(税抜き)
10万枚ロットで1枚30円
【今後の展開】
DNPは、グループ会社である丸善株式会社や株式会社図書館流通センターと連携して、本製品を図書館などに販売し、今後3年間で5億円の売上を目指します。