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新日本無線、パルスオキシメータや脈拍計に最適な反射型センサーを開発
パルスオキシメータや脈拍計に最適な反射型センサ「NJL5501R」を開発
新日本無線株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:小倉 良)では、パルスオキシメータ(酸素飽和度計)や脈拍計などに最適な、近赤外光(波長940nm)、赤色光(波長660nm)の2つのLEDとフォトトランジスタを1つのパッケージに搭載したフォトリフレクタ、NJL5501Rを開発しました。
【概要】
現在主流のパルスオキシメータは、指など体の突出した部位をLEDとフォトトランジスタで挟み、その透過光を測定する構造のため、装着時の圧迫感や血流の阻害といった課題があります。
新日本無線では近赤外光、赤色光の2つのLEDとフォトトランジスタを1つのパッケージに搭載することで、挟み込むことなく反射光での測定を実現し、この課題を解決可能としました。
※参考画像は添付の関連資料を参照
*パルスオキシメータは、血液中の”ヘモグロビンの、酸素との結合の有無による近赤外光と赤色光の吸収率の違い“を利用して動脈血の酸素飽和度を計測する機器で、現在は近赤外光及び赤色光の”透過光“を検知する形での計測が主流です。
【特長】
1.反射式パルスオキシメータの開発に貢献
NJL5501Rは、近赤外光と赤色光の反射光を測定することにより、パルスオキシメータを指など体の突出した部位を挟み込む形でなく、貼り付ける構造にできます。
2.パルスオキシメータで要求される発光波長範囲を採用
NJL5501Rは、パルスオキシメータで要求される発光波長範囲を採用しているため、精度の高い測定を可能にします。
3.パルスオキシメータ用2波長フォトリフレクタの1チップ化
NJL5501Rは、2つのLEDとフォトトランジスタを業界で初めて1チップ化しました。
2013年4月‐新日本無線調べ
【製品機能】
発光波長
660nm ±3nm(赤色光)
940nm ±10nm(近赤外光)
出力電流
1.0mA〜4.3mA(赤色光)
145μA〜580μA(近赤外光)
外形 COBパッケージ(1.9mm×2.6mm×0.8mm)
鉛フリー、ハロゲンフリー
RoHS対応
※製品画像は添付の関連資料を参照
【アプリケーション】
パルスオキシメータ(酸素飽和度計)
脈拍計
【生産予定/サンプル価格】
サンプル配布 2013年4月より開始済
生産予定 2013年5月より月産5万個で生産可能
サンプル価格 @¥300.