日本ＴＩ、ＮチャネルＭＯＳＦＥＴ向け「Ｇｒｅｅｎ　Ｒｅｃｔｉｆｉｅｒコントローラ」を発表

日本ＴＩ、５Ｖの各種電源向けに、
Ｇｒｅｅｎ　Ｒｅｃｔｉｆｉｅｒ（ＴＭ）コントローラを発表

低電圧、二次側の整流機能が必要な電源の設計を簡素化する
高効率のフライバック型コントローラおよびＦＥＴドライバ



　日本テキサス・インスツルメンツは、低電圧向け二次側の同期整流に使用される、標準およびロジック・レベルのＮチャネルＭＯＳＦＥＴ向けに、パワー・マネージメント・コントローラおよびドライバを集積した新製品として『ＵＣＣ２４６１０』を発表しました。『ＵＣＣ２４６１０』Ｇｒｅｅｎ　Ｒｅｃｔｉｆｉｅｒ（ＴＭ）コントローラは、出力電圧５ＶのＡＣ／ＤＣアダプターおよびバイアス電源などにおいて、電源の電力変換効率を最高５％向上するとともに、一次側の電源ロスを低減します。

・『ＵＣＣ２４６１０』の詳細：http://www.tij.co.jp/UCC24610-pr

　スイッチング周波数が６００ｋＨｚ（最大値）の『ＵＣＣ２４６１０』Ｇｒｅｅｎ　Ｒｅｃｔｉｆｉｅｒは、従来のダイオード整流ソリューションでは利用できなかった、省電力機能および設計の柔軟性を提供します。低いスリープ時の消費電力、軽負荷時のマネージメント機能、スリープ状態および軽負荷動作からの同期したウェークアップ機能は、最高の効率の実現に役立ちます。『ＵＣＣ２４６１０』はドレイン−ソース電圧の検出回路を使用し、フライバック型およびＬＬＣ共振そのほかの電源アーキテクチャの各種コンバータをサポートすることから、より高い設計上の柔軟性を提供します。


■『ＵＣＣ２４６１０』の主な特長と利点
　・パッケージが小型で、外付け部品点数の削減が可能です。
　・スリープ時の低消費電力、軽負荷時の自動マネージメント機能、スリープ状態および軽負荷動作からの同期したウェークアップ機能などによって、高性能と高い変換効率を提供します。
　・『ＵＣＣ２４６１０』は、短絡または異常なｏｎ時間が発生した場合、制御用のＭＯＳＦＥＴをシャットダウンすることで、システム保護機能を提供します。
　・５Ｖ出力の場合、外付けのレギュレータなしで、バイアスを直接加えることが可能です。


■供給および価格について
　『ＵＣＣ２４６１０』は量産出荷中で、ＴＩおよび販売特約店から供給されます。パッケージは５ｍｍ×６ｍｍの８ピンＳＯＩＣで、１，０００個受注時の単価（参考価格）は０．７５ドルです。また、評価モジュールとして、５Ｖ、１０Ｗの『ＵＣＣ２４６１０ＥＶＭ−６９３』ドーター・カードおよび、『ＵＣＣ２４６１０ＥＶＭ−５６３』５Ｖ、２５ＷオフラインＤＣＭフライバック・コンバータも供給中です。


■『ＵＣＣ２４６１０』の特性表
　※添付の関連資料を参照


※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。


＜テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて＞
　テキサス・インスツルメンツ（本社：米国テキサス州ダラス、会長、社長兼ＣＥＯ：リッチ・テンプルトン、略称：ＴＩ）は、世界を「もっと便利に、健やかに、安全に、環境にやさしく、かつ楽しく」するような新しいエレクトロニクス機器を開発できるよう、お客様を支援し、共に課題解決に取り組んでいます。ＴＩは世界３０ヶ国以上に設計、販売ならびに製造拠点を展開し、イノベーションを追求し続けています。詳しくはホームページ（http://www.ti.com/）をご参照ください。

　日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：和田健治、略称：日本ＴＩ）は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。


＜お問い合わせ先＞
　日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
　プロダクト・インフォメーション・センター（ＰＩＣ）
　ＵＲＬ：http://www.tij.co.jp/pic


以上


※製品画像は、添付の関連資料を参照