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EMCジャパン、サーバー向けフラッシュカード「XtremSF」を販売開始
EMCジャパン、フラッシュ製品群「EMC Xtrem」ファミリを発表
サーバ向けフラッシュカードの新製品「XtremSF」を販売開始
100万以上のIOPSを記録し、最高水準の性能を提供
EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山野 修、URL:http://japan.emc.com/)は、本日、フラッシュ製品群「EMC Xtrem(エクストリーム)」ファミリを発表しました。さらに、アプリケーションの性能を飛躍的に高速化するPCIeベースの新製品「EMC XtremSF(エクストリーム・エスエフ(サーバ・フラッシュ))」を販売開始しました。
「XtremSF」は、サーバ向けのフラッシュ・ハードウェアです。eMLC(*1)およびSLC(*2)の幅広い容量モデルが使用可能で、サーバ内にDAS(ダイレクト・アタッチド・ストレージ)として設置することで、高い性能を実現できます。さらに、「EMC XtremSW Cache(エクストリーム・ソフトウェア・キャッシュ)」(旧VFCache)のサーバ・キャッシング・ソフトウェアと併せて導入すると、ネットワーク・ストレージアレイへの性能を高速化し、かつ高度な保護レベルを維持することもできます。EMCのフラッシュ製品群に加えられた「XtremSF」は、ハイブリッド・アレイである「EMC Isilon」,「EMC VMAX」,「EMC VNX」および今回開発を表明した「XtremIO」とともに、EMCフラッシュ製品群の一角を担います。
<「XtremSF」テクノロジーの概要>
サーバ・ベースのPCIeフラッシュ製品である「XtremSF」は以下のような特長を備えています。
・最高水準の性能:「XtremSF」は、非常に高い100万以上のIOPSを達成し、その優れた性能を実証しています。他社製品に比べ性能を2倍以上に高めるよう設計されており、OracleやMicrosoft SQL Server、Microsoft Exchange Serverなど世界中の企業で幅広く使用されているアプリケーションの性能を向上させます。
・比類なき柔軟性:「XtremSF」は、eMLC(550GB、2.2TB)およびSLC(350GB、700GB)の多彩な容量モデルを揃えています。さらに「XtremSW Cache」のフラッシュ・キャッシュ・ソフトウェアと併せて導入すれば、「XtremSF」をキャッシング・デバイスとして活用でき、データを保護しながらアプリケーションの性能を高速化できます。
・新たな次元の効率性:「XtremSF」は他社製品に比べてTCOを最大50%以上削減でき、業界最小のTCOを実現します。2.2TBモデルを含め、すべての「XtremSF」製品は標準準拠のハーフハイト、ハーフレングスの25w PCIeカードで、最小の占有面積で最大の性能と高密度、最小消費電力の最も高い容量を実現し、CPU消費を最大50%低減します。
<EMCのフラッシュ・ソフトウェア戦略>
2012年、EMCは「XtremSW Cache」の提供を開始しました。これはEMCの長期的なサーバ・フラッシュ戦略の第1段階となるもので、SLCベースのPCIeフラッシュデバイス上で「XtremSW Cache」ソフトウェアを組み合わせて稼働させるものです。「XtremSW Cache」は、サーバのDASとしての機能に加え、ストレージへのキャッシュとして機能することを可能にします。これにより、ミッション・クリティカルなトランザクションや意思決定支援アプリケーションなど、広範なアプリケーションの性能を向上させます。
「XtremSF」フラッシュカードに、eMLCを追加したことで、「XtremSW Cache」との組み合わせにより、キャッシュ技術のメリットをさらに提供します。今後EMCは、キャッシュコヒーレンシー(*3)などの機能を追加することで、デバイスに依存しないフラッシュ・ソフトウェア製品を順次拡充します。
<開発進行中のオールフラッシュ製品「XtremIO」について>
EMCは、オールフラッシュ・スケールアウト・エンタープライズ・ストレージアレイとして「XtremIO (エクストリーム・アイオー)の製品開発が進行中であることを表明しました。
「XtremIO」は、オールフラッシュで構成されたストレージ・システムであり、運用管理を容易にして、新たな次元の性能を実現する先進のデータサービスとして提供されます。
「XtremIO」 のスケールアウト・アーキテクチャは、OLTPデータベースやサーバ仮想化、VDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)など、高いレベルのランダムなI/Oを必要とするアプリケーションに対し、高水準なIOPSを提供します。
「XtremIO」システムは、Active/Activeなブロック構成によるクラスター単位でのスケールアウトが可能であり、10万から100万IOPSを可能にします。「XtremIO」は、この非常に高水準な性能を一貫してミリ秒以下の応答時間で実現します。同時に、フラッシュ専用データ保護、シン・プロビジョニング、重複排除、VAAIを通じたVMwareプロビジョニングの高速化、書き込み可能なスナップショットなど、業界で最も豊富な統合サービスを提供します。
<標準提供価格と販売について>
■標準提供価格:911,880円(税別)から
■提供時期[販売開始]:2013年3月7日 [出荷開始] 2013年3月7日
■販売について:EMCジャパンの認定販売パートナーであるVelocity(ヴェロシティ)販売パートナーより提供します。
■製品写真:※添付の関連資料を参照
(*1)eMLC:エンタープライズ・マルチ・レベル・セル
(*2)SLC:シングル・レベル・セル
(*3)キャッシュコヒーレンシー:メインメモリとキャッシュメモリのデータにおける一貫性のこと。
■EMCジャパン株式会社について
EMCジャパンは、情報インフラの卓越したテクノロジーとソリューションの提供を通して、日本のお客様の情報インフラの課題解決をご支援し、あらゆる規模のお客様のビジネスの継続と成長、さらにビジネス価値の創造に貢献致します。
http://japan.emc.com/
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