武田薬品、月１回投与の骨粗鬆症治療剤「ベネット錠７５mg」を日本で発売

月１回投与の骨粗鬆症治療剤「ベネット(R)錠７５mg」の日本における発売について



　当社は、本日、月１回投与の骨粗鬆症治療剤「ベネット(R)錠７５mg」（一般名：リセドロン酸ナトリウム水和物）を日本で発売しましたのでお知らせします。

　リセドロン酸ナトリウム水和物は、ビスフォスフォネート系製剤（※１）で、現在、世界約１００ヶ国で骨粗鬆症の治療薬として承認・販売されています。日本では、２００２年から１日１回投与製剤が、２００７年から週１回投与製剤が販売されており、海外では、２００８年から月１回投与製剤も販売されています。

　本日発売した月１回投与製剤は、１日１回や週１回の投与製剤よりもさらに服用回数が少なくなるため、患者さんの服薬アドヒアランス（※２）向上につながることが期待されます。また、リセドロン酸ナトリウム水和物は日本におけるビスフォスフォネート系製剤で唯一、１日１回、週１回、月１回という３つの異なる経口投与製剤を揃えることとなり、医療関係者の皆さまに、患者さんのライフスタイルに合わせた最適な製剤を選択いただくことが可能になります。

　当社の取締役　医薬営業本部長　岩崎真人（＊）は、「国内の骨粗鬆症患者数は高齢化に伴い増加傾向にあり、２０３０年には１，６００万人に達すると言われています。ベネットは、国内外で豊富なエビデンスを有しており、国内の骨粗鬆症治療ガイドラインにおいて、同疾患治療における第一選択薬の１つとして位置付けられています。月１回投与製剤の発売により、当社は患者さんのライフスタイルに合致した幅広い薬剤選択肢を提供することが可能になりますので、これまで以上に患者さんの服薬アドヒアランス向上に貢献できるものと確信しています」と述べています。

　＊取締役　医薬営業本部長名の正式表記は、添付の関連資料を参照


　※１　破骨細胞による骨吸収を抑え、骨密度と骨強度を高める効果のある薬剤。
　※２　患者さんが積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を実施・継続すること。


以上


＜参考：ベネットの概要＞

　製品名：ベネット(R)錠７５mg

　一般名：リセドロン酸ナトリウム水和物

　効能・効果：骨粗鬆症

　用法・用量：通常、成人にはリセドロン酸ナトリウムとして７５mgを月１回、起床時に十分量（約１８０mL）の水とともに経口投与する。
　　　　　　　　　なお、服用後少なくとも３０分は横にならず、水以外の飲食並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。