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三井化学、台湾プラスチックス社と電解液事業の合弁会社を設立
台湾プラスチックス社との電解液事業の合弁会社設立契約の締結について
三井化学株式会社(社長:田中稔一)は、台湾プラスチックス社(以下、FPC、台北市、董事長:李志村)との共同出資により、中国にリチウムイオン電池の主要部材の一つである電解液を製造・販売する合弁会社を設立することで合意し、2012年12月27日に合弁会社設立契約を締結しました。
リチウムイオン電池はスマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、エネルギー容量が大きくサイズのコンパクト化が可能なことにより、市場が拡大してきました。また、ハイブリッド車の更なる普及や電気自動車の登場に伴い、今後大きな拡大が期待されています。特に中国では、電気自動車向けをはじめとした大型リチウムイオン電池市場の拡大が見込まれています。
当社及びFPCは、長年培った電解液に関する技術と知見を活かし、高品質な電解液の生産・供給体制を早期に確立し、急速な需要拡大が見込まれる中国市場のニーズにいち早く応えるべく取り組んでまいります。
<合弁会社の概要>
1.出資比率:三井化学 50%、台湾プラスチックス 50%
2.設立時期:2013年3月予定
3.所在地:中国FPC寧波コンビナート内
4.事業内容:中国における電解液の製造・販売・研究
5.生産能力:5千トン/年(第一期)
6.営業運転:2014年5月予定
7.投資額:約20百万USドル
以上
<調印式の様子>
※添付の関連資料を参照
<台湾プラスチックス社の会社概要>
名称:台湾塑膠工業股■有限公司(FORMOSA PLASTICS CORPORATION)
設立:1954年
所在地:201 Tun Hwa N. Road Taipei, Taiwan
資本金:2,021百万USドル
従業員数:5,362人
事業内容:石油化学製品、および化学品の製造、販売
※■印の文字は人偏に「分」の文字です