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ニプロ、インドの新工場が完成し会社概要など発表
ニプロインディアコーポレーション新工場開所のお知らせ
このたび、当社子会社であるニプロインディアコーポレーションPVT.LTD.(インド)の新工場が完成し、12月15日に開所式が行われましたのでお知らせします。
当工場はインド・マハラシュトラ州プネ市郊外に位置し、敷地面積210,000m2、従業員数570名を有し、人工腎臓(ダイアライザ)をはじめとする透析関連製品の他、各種医療機器の製造を行います。
現在インドにおいて透析治療が必要な患者数はおよそ100万人といわれていますが、そのうち9割以上が経済的な理由等により必要な治療を受けられない状態にあります。同工場はインドにおける初の人工腎臓(ダイアライザ)の製造工場であり、さらにインドの医療機器製造工場としては、初めてガンマ滅菌施設を自社で保有しています。これまで日本で培ってきた当社の製造技術を基に現地生産を行う事で、これを必要とするより多くの患者様に、高品質でかつ安全な製品をより安く提供することが可能となり、同国での医療の発展、向上に大きく貢献するものと考えております。
当社グループはインドにおいて、ニプロインディアコーポレーションPVT.LTD.のほか、医薬用硝子容器(アンプル・バイアル)の製造販売を行うニプロチューブグラスLTD.、アンプル・バイアルの原材料となる医薬用硝子生地管の製造販売を行うニプログラスインディアPVT.LTD.の3社を軸に積極的な事業展開を行っております。このたび開所したニプロインディアコーポレーションPVT.LTD.の医療機器工場の他、ムンバイ−プネの中間に位置するコポリ地区にてニプロチューブグラスLTD.のアンプル・バイアルの製造工場(敷地面積74,500m2)の建設を進めており、また、デリー北東のメーラト地区にあるニプログラスインディアPVT.LTD.の既存工場敷地内に医薬用硝子生地管の製造工場の建設を行っており、両工場ともに来年2013年内での本格稼働を予定しております。これにより、当社グループのインドにおける生産拠点は合計7工場、販売拠点は4支店となり、従業員数は現在3社合計で1,400名、来年度は各工場の本格稼働に伴い約2,100名となる見込みです。
当社グループは、インドにおける医療機器、医薬用硝子容器の需要の拡大に応えるべく、引き続き製造・販売体制の強化を進め、2013年度、インド売上高3社合計は78億ルピー(約125億円)、2020年度は合計190億ルピー(約300億円)を計画しており、同分野におけるトップシェアを目指します。
〔この度 開所式を行った ニプロインディアコーポレーションPVT.LTD.工場〕
※工場の参考画像と会社概要は添付の関連資料を参照