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アジレント、電磁波耐性試験器の設定・波形測定・レポート作成を自動で行うソフトを発表
製品名: EMCイミュニティ試験器波形自動評価ソフトウェア
アジレント・テクノロジーが、ノイズ研究所の
ノイズ研究所試験器の設定、波形測定、レポート作成を自動で実行
イミュニティ試験器波形評価を自動で行うソフトウェアを発表
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島 正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、イミュニティ(電磁波耐性)試験器の設定、波形測定、レポート作成を自動で行うソフトウェア「EMCイミュニティ試験器波形自動評価ソフトウェア」を発表、12月2日より販売を開始します。また、今回のソリューション提供にあわせて、当社は株式会社ノイズ研究所とソリューションパートナ契約を締結したことをお知らせします。ノイズ研究所は電磁妨害などの試験の分野でアジレント製品を使用したソリューションを提供していきます。
始業前点検としてイミュニティ試験器の波形確認を行なうことは、各試験の信頼性を確認するために重要です。しかし、試験ごとにオシロスコープの複雑な設定が必要になるため、多大な工数がかかるという課題がありました。そこで当社では、オシロスコープの設定、波形測定、レポート作成、さらにノイズ研究所製試験器の自動設定までを行うソフトウェアを開発しました。このソフトウェアは、「Agilent Infiniium(インフィニウム)9000シリーズ オシロスコープ」上で動作します。このソフトウェアを使用することで、ノイズ研究所製イミュニティ試験器の波形測定作業時間を短縮できるとともに、簡単かつ再現性の良い測定を実現できるようになります。CSV形式で出力される自動作成されるレポートには、測定結果とともに測定日時、温度、湿度、大気圧の情報も記録できるため、これまで手間のかかったデータ管理作業の工数削減にも貢献します。
このソフトウェアは、アジレント・テクノロジー株式会社 本社・八王子事業所内にある電子計測本部アプリケーション・エンジニアリング部で開発したものです。
<主な特長>
*ノイズ研究所試験器の自動設定により始業前点検を効率化:
ノイズ研究所の静電気試験器「ESS−2000AX」、およびEFT/B試験器「FNS−AX3−A16, B50」の波形確認に必要な設定を自動で行うことができます。これにより、始業前点検の工数を削減できます。
*イミュニティ試験の主要な規格に対応:
IEC61000−4−2(Ed 2.0)(静電気試験)、IEC61000−4−4(Ed 2.0)(EFT/B試験)、ISO10605(Ed 2.0)(静電気試験)、ISO7637−2(Ed 2.0)(過渡サージ試験)など、主要なイミュニティ試験に対応しています。
*イミュニティ試験器の波形評価からデバッグ用途のノイズ評価まで対応:
「Agilent 9000シリーズ オシロスコープ」にソフトウェアを追加することでイミュニティ試験器の波形評価からデバッグ用途でのノイズ評価までEMCエンジニアが行う幅広い試験をオシロスコープ1台で行うことができます。
<販売方針>
*目標市場:EMCイミュニティ試験向け
*販売価格(発表日時点での税抜き参考価格です):
EMCイミュニティ試験器波形自動評価ソフトウェア 251,900円
オシロスコープを含むシステム一式 4,190,629円から
※この他に、各試験器の波形評価に必要な専用の治具、アッテネータ、高電圧用の専用ケーブルなどが必要となります。
*販売・出荷開始日: 2010年12月2日
◇お客様からのお問い合わせ先:
計測お客様窓口 電話:0120−421−345
<アジレント・テクノロジーについて>
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、化学分析、ライフサイエンス、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。18,500名の従業員を擁し、100カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2010年度、54億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。