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大日本印刷、ICキャッシュカード即時発行システムの新型発行機を開発
ICキャッシュカード即時発行システムの新型発行機を開発
セキュリティ機能の向上と大幅な小型化を実現して9月に発売
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、DNPが提供するICカード即時発行システム『ダイレクトビューロ』に対応した新型のICキャッシュカード即時発行機を開発しました。今回の新型機は、セキュリティ機能の拡充と大幅な小型化を実現したもので、本年9月5日に販売を開始します。
【開発の背景】
DNPは、キャッシュカードやクレジットカードのICカード即時発行システム『ダイレクトビューロ』を2004年4月より提供し、これまでに多数の地方銀行などで採用されています。このシステムは、DNPが運用するCDMS(Card Data Management Service)センターと各金融機関の店舗をネットワークで結び、店舗の口座開設申し込みシステムから送信された情報を元にCDMSセンターでICカード発行用のデータ処理を行い、店舗に設置した発行機でICキャッシュカードを即時に発行するものです。ダイレクトビューロは、ICキャッシュカード発行に関わる情報処理の安全・確実な環境を提供しています。
今回DNPは、複数の金融機関から寄せられた、セキュリティ性のさらなる向上とカード発行機の小型化の要望に応えて、ICキャッシュカード即時発行機をリニューアルしました。
【新型ICキャッシュカード即時発行機の特長】
1:発行機の小型化
発行するカードの収納部(ホッパー)を5個から3個にし、従来機と比較して発行機の幅を525mmから310mmへ4割以上スリム化し、店舗設置の際の省スペース化を実現しました。
筐体のサイズ:高さ353mm×幅310mm×奥行760mm
2:インクリボンのカセット化
カードへの文字の印字に使用するインクリボンをカセット形状することで、交換などのメンテナンス作業が容易になり、利便性を向上しました。
3:内部電源スイッチを設置
筐体の内部にも電源スイッチを設置し、専用の鍵で筐体を解錠しない限り発行機に電源が入らない構造としました。これにより、不正なICキャッシュカードの発行を防ぎ、安全性の高い運用を可能とします。
(外部電源スイッチのみの設定もできます。)
【価格(税抜き)】
・発行機:90万円/100台ロット
・ICカード即時発行システム『ダイレクトビューロ』:
初期導入費用 2,000万円〜、ASP月額利用料 120万円〜
【今後の展開】
DNPは、ICキャッシュカードを導入している金融機関に、本製品とダイレクトビューロを組み合わせたソリューションを幅広く提供していきます。また、従来のICキャッシュカードの一括・集中発行業務にも引き続き積極的に取り組み、金融機関におけるICカード発行業務の効率化を支援していきます。
DNPは、本製品およびダイレクトビューロ関連で、今後5年間で30億円の売上を見込んでいます。
なおDNPは、9月6日(木)・7日(金)に東京国際フォーラムで開催される「金融国際情報技術展 FIT2012」のDNPのブースで本製品を紹介します。
※製品画像は、添付の関連資料を参照