東京商工リサーチ、７月の全国企業倒産状況を発表

東京商工リサーチ、２０１２年７月度の全国企業倒産状況を発表



【倒産月報】２０１２年７月度
　負債総額が前年同月より３．２倍に膨らみ今年最大　倒産件数は２カ月連続減少

　２０１２年７月度　全国企業倒産状況（負債総額１，０００万円以上倒産）
　　倒産件数：１，０２６件
　　負債総額：７，２４１億円

　　前年同月比：件数　−　　５．０％（前年同月　１，０８１件）
　　　　　　　　　　負債　＋２２７．７％（前年同月　２，２０９億１，２００万円）

　（％は小数点２位以下切捨）


＜ダイジェスト＞
　◆倒産件数：前年同月比５．０％減の１，０２６件、７月としては過去２０年間で２番目に少ない水準
　◆負債総額：前年同月比２２７．７％増の７，２４１億円、貸金業の（株）クラヴィスと海運業の三光汽船（株）の大型倒産発生で５カ月ぶりに５，０００億円を上回る
　◆法的倒産の構成比　過去最高の８３．９％を占める
　◆中小企業金融円滑化法に基づく貸付条件変更利用後の倒産が１７件、「円高」関連倒産が７件
　◆「東日本大震災」が影響した「震災関連」倒産が今年最少の３２件発生
　◆地区別件数：９地区のうち４地区で前年同月を上回る、復興工事の本格化が進む東北は１９カ月連続で前年同月比減少
　◆産業別件数：卸売業と運輸業が４カ月連続、不動産業が３カ月連続で増加
　◆原因別：赤字累積などの「既往のシワ寄せ」が前年同月より３割増の１１６件
　◆業種別件数：スーパー、旅行業、宿泊業、道路貨物運送業で倒産増加
　◆上場企業倒産：２カ月ぶりに１件発生（今年は７月末累計で４件）
　◆中小企業倒産（中小企業基本法に基づく）：前年同月比５．１％減の１，０２２件



＜関連リンク＞
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