Article Detail
日本NI、半導体の自動テストにも対応の「PXIe−4143ソースメジャーユニット」を投入
日本NI、半導体デバイスの並列テストに最適な 高チャンネル密度を誇る新製品「NI PXIe−4143ソースメジャーユニット(SMU)」を投入
ソースメジャーユニットのラインナップを拡充
<ニュースハイライト>
・新製品「NI PXIe−4143ソースメジャーユニット(SMU)」は、NIが提供するSMU製品の中で最も高いチャンネル密度を備え、最高クラスのサンプリングレートを誇る製品で、複数ピンの半導体デバイスの並列テストに最適
・NI PXIe−4143は、NI SourceAdaptテクノロジ(*)を採用しており、テスト対象デバイス(DUT:device under test)の負荷に応じて、SMUの応答をカスタマイズ(調整)することが可能
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下 日本NI)は、7月25日、PXI SMU(ソースメジャーユニット)のラインナップを拡充し、半導体の自動テストにも対応できるようになったことを発表いたします。新製品「NI PXIe−4143 SMU」は複数ピンの半導体デバイスの並列テストに最適で、60万サンプル/秒のサンプリングが可能なチャンネルを4つ備えており、NI SMU製品の中でも最も高いチャンネル密度となっています。また、同製品の登場により、NIの多チャンネルSMU製品の出力範囲が150mA時で24Vにまで拡大しました。このような機能により、資本設備にかかる費用を低く抑え、テストにかかる時間も短縮できるほか、ミックスドシグナルに対する柔軟性が向上したことで、様々なDUTに対応できるようになっています。
【ナショナルインスツルメンツ 半導体テスト担当バイスプレジデントロン・ウォルフのコメント】
新たにNI PXIe−4143がSMUファミリに加わったことにより、殆ど全てのデバイスでDC計測が行えるようになりました。業界でもトップクラスのチャンネル数とサンプリングレートを誇る同製品は、SourceAdaptテクノロジを採用することによってSMUの応答をカスタマイズ(調整)することが可能となり、市場に出ている半導体計測器の中でも最も柔軟性に優れた製品と言えるでしょう。
【機能】
・最大600kS/sのサンプリングレートを誇るSMUチャンネルを4つ搭載―高速過渡応答も計測可能
・4象限出力(150mA時で24V)が可能―既存のNI SMU製品のソース/シンク機能を補完
・計測感度:10pA
・柔軟性に優れた小型のPXIモジュール式計測器―省スペースの装置への実装に最適
【NI PXIe−4143、その他SMU製品の詳細はこちらをご覧ください。】
・NI PXIe−4143の技術的詳細
http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/210688
・NI PXIe−4142の技術的詳細
http://sine.ni.com/nips/cds/view/p/lang/ja/nid/210689
・NI SourceAdapt − 新世代のSMUテクノロジ
http://www.ni.com/white-paper/13093/ja
・半導体テストシステムでのNI PXI技術の活用
http://www.ni.com/automatedtest/semiconductor/
以上
※製品画像は添付の関連資料を参照
*NI SourceAdaptテクノロジ:
SMU(Source Measure Unit:ソースメジャーユニット)は、トランジスタなどの電子部品から、携帯型音楽プレーヤや医療機器などの電子機器に至るまで、さまざまなデバイスのI−V(電流‐電圧)特性評価に用いられる重要な計測器です。 「NI SourceAdapt」は、従来のアナログ制御ループに代わって、デジタル制御ループを採用したナショナルインスツルメンツ(NI)の新世代SMU技術です。NIは、この技術を4チャンネルの高精度SMUである「NI PXIe−4141」に初めて搭載しました。SourceAdapt技術の導入により、あらゆる負荷に対するSMUの応答をカスタマイズ(調整)することができます。その結果、立ち上がり時間を最短に抑え、オーバーシュートとリンギング(波形の振動)の発生を防いで、理想的な応答を得ることが可能になります。
【日本ナショナルインスツルメンツについて】
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(http://www.ni.com/jp)は、1976年以来、生産性を高めイノベーションを後押しするツールを世界中のエンジニアに提供してきた米国ナショナルインスツルメンツの日本法人です。NIの「グラフィカルシステム開発」手法は、統合されたソフトウェア/ハードウェアプラットフォームを導入することで、計測・制御機能を必要とするあらゆるシステムの開発を迅速化します。技術によってよりよい社会を目指すというNIの姿勢と長期的ビジョンは、顧客や取引先、従業員の成功にも貢献しています。本社はテキサス州オースチンにあり、従業員数は6,100名以上、セールスオフィスは世界40ヶ国以上にあります。日本においては、日経ビジネス誌に掲載される2012年度版「働きがいのある会社」(従業員25〜249人の部門)において第3位に選ばれています。
【お問い合わせ先】
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
プロダクト事業部 営業部
TEL:0120−527196
FAX:03−5472−2977
E−Mail:salesjapan@ni.com
National Instruments、NI、ni.com、SourceAdaptはナショナルインスツルメンツの登録商標です。その他の企業名ならびに製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。