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双日と国分、ベトナムの食品卸事業者に共同出資

2012-04-07

双日、国分、共同でベトナム最大級の食品卸事業者に出資
アジア食品卸事業に本格進出



 双日株式会社〔本社:東京都港区、社長:佐藤 洋二〕、および国分株式会社〔本社:東京都中央区、会長兼社長:國分 勘兵衛〕は、既に双日が25.01%の株式を保有しているベトナムの大手食品卸企業のフン・トゥイ・マニュファクチャー・サービス・トレーディング社〔本社:ホーチミン市、Huong Thuy Manufacture Service Trading Corporation/HT社〕について、74.99%を保有するニューランド社〔New Land Corporation/NL社〕から、新たに株式を取得することで合意しました。今回の株式取得により双日の出資比率は51%、国分の出資比率は19%となり、HT社を双日の連結子会社としました。
 ベトナムの小売市場は、安定した経済成長を背景にした旺盛な消費意欲により、2011年のベトナム小売市場は約8兆円と、2010年比約30%増と成長しており、2012年以降数年にわたり、年率20%以上の高い成長が続くと見込まれています。
 また、小売の形態についても、これまで主流であった小規模の個人商店や食料雑貨店などの従来型に加え、2009年1月の小売業に関する外資規制の撤廃により、大型のスーパーマーケットやコンビニ・デパートなどの近代的な小売業態が急拡大しています。
 両社は食品需要の拡大、流通の近代化に寄与すべく、双日のベトナムにおける知見と国分のもつ日本型卸のノウハウを生かし、3温度帯に対応した全国物流網の整備や情報流通システムの構築、マーチャンダイジング力の強化、リーテルサポート機能の発揮、今後進出する日本メーカーへの支援体制の構築により、ベトナムにおけるNO.1の総合卸企業を目指します。

 これらの取り組みにより、2011年売上高40億円から、5年後にはベトナム全土合計で約5倍の200億円規模を目指します。
 双日は長年にわたり積み上げて来たベトナムでの事業経験や、グループ会社の保有するカイメップアグリ港など港湾設備や、インドシナを東西に結ぶ第2東西回廊を活用した国境を跨ぐ一貫物流サービスなどの機能を生かし、原料から輸入・加工・卸などベトナムおよびミャンマーカンボジアなどのインドシナ地域でのバリューチェーンの構築を進めて参ります。


以上


【HT社営業および物流拠点/物流網】

 *添付の関連資料「添付資料」を参照



【フン・トゥイ・マニュファクチャー・サービス・トレーディング社概要】
 本社所在地:12 Tran Xuan Hoa Street,Ward 7,District 5,HCMC,Viet Nam
 設立:2007年7月(創業1994年)
 株主:双日グループ51.00%、国分19.00%、New Land社30.00%
 資本金:約1億円
 売上高:約40億円(2011年度)
 事業内容:飲食料品・生活雑貨品の卸売
 決算期:12月
 従業員数:約1000名
 営業拠点:ホーチミン、ハノイ、カントー等、全土に計6箇所
 物流拠点:ベトナム全土に計12箇所
 販売先:約40,000箇所(内代理店120箇所)


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