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日立、大量データの利活用や社会インフラシステムに対応した高信頼クラウドサービスを提供

2011-11-29

クラウド事業の強化について
ビッグデータや社会インフラシステムに対応した高信頼クラウドサービスを提供開始



 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、クラウドコンピューティング(クラウド)事業の強化に向けて、大量データ(ビッグデータ)の利活用や、情報・通信技術による社会インフラシステムの高度化といった新たな市場ニーズに対応したクラウドサービスを開発し、本日から提供を開始します。具体的には、日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」のサービス基盤として、ビッグデータの収集・蓄積・検索・分析機能をもつ「データ利活用環境」と、社会インフラシステムの運用に関わる情報の分析・知識化処理と制御システムを連携できる「情報制御連携環境」を新たに整備し、サービスメニューとして「ビッグデータ利活用サービス」と「スマートインフラサービス」を追加しました。日立は、今後もグループで長年培ってきた実業のノウハウと高効率・高信頼の情報・通信技術を組み合わせたクラウドソリューションをグローバルに展開し、2015年度に5,000億円規模の売上高をめざします。

 2000年代以降、ネットワークを経由してコンピュータを利用するというクラウドの普及が進んでいます。当初は、メールやスケジューラといった一部の企業情報システムへの導入が中心でしたが、近年はシステム構築・運用技法やセキュリティ技術の高信頼化により、大規模な基幹業務システムへの導入が進んでいます。また、新しい事業モデルの構築や、事業継続性の観点からもクラウドが導入されています。今後は、企業の基幹業務システムへの導入がさらに加速するとともに、企業や社会のさまざまなビッグデータの利活用をクラウドを用いて進めていく動きや、スマートシティ実現に必要となる社会インフラシステムへの適用など、活用分野がさらに拡大していくものと思われます。

 日立は、高効率・高信頼な情報・通信システム技術に支えられた社会インフラを提供する「社会イノベーション事業」を中心に、事業のグローバル展開を加速しており、中核事業の一つとしてクラウド事業を推進しています。2009年6月にクラウドソリューション「Harmonious Cloud」を体系化して以来、さまざまな顧客ニーズに合わせてサービスメニューを拡充し、大規模から中小規模まで、高信頼のクラウドソリューションを提供してきました。特に、信頼性が強く求められる、企業・官公庁などの大規模システム、基幹業務システムへの適用拡大に向けて、安心・安全な「データセンタ仮想化環境」の整備、さらにはサービス基盤として、プライベートクラウドパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドの構築を容易にする「クラウド連携環境」の整備を進め、適用実績を拡大してきました。

 日立は、今後ニーズの高まりが見込まれる、クラウドを用いたビッグデータの利活用や、社会インフラシステムへのクラウドの適用といった活用分野において、日立が長年培ってきた実業のノウハウと信頼性の高い情報・通信技術を活かしたクラウドソリューションを提供するべく、サービスメニューを拡充します。具体的には、日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」のサービス基盤として、「クラウド連携環境」に加えて、ビッグデータの収集・蓄積・検索・分析機能をもつ「データ利活用環境」と、社会インフラシステムの運用に関わる情報の分析・知識化処理と制御システムを連携できる「情報制御連携環境」を新たに整備しました。日立は、今後、本サービス基盤を用いて、ビッグデータの収集・蓄積・分析・利活用を実現する「ビッグデータ利活用サービス」と、社会インフラシステムの情報・通信技術による高度化を支援する「スマートインフラサービス」を提供します。

 「ビッグデータ利活用サービス」は、企業活動の様々な現場で生成される多量のログデータ、M2M(*)関連データ、コンテンツといったビッグデータの収集・蓄積・検索・分析を行い、企業活動に活かしていくためのサービスです。例えば、お客様企業が製造し、世の中に広く出荷された装置・機械を遠隔で監視し、その保全管理を行うような新たな事業の基盤としてご活用いただけます。日立は、グローバルに競争力の高いストレージソリューション事業や、データの利活用に関する先行的な研究開発成果を活かして、グローバル同時に本サービス事業を立ち上げます。

 *M2M(Machine to Machine):機械と機械が通信ネットワークを介し双方向で情報をやりとりすることにより、自律的に高度な動作や制御を行うこと。

 一方、「スマートインフラサービス」は、社会インフラを制御するシステム(制御システム)の運用に際して発生する多量の運用データをシミュレーションなどによって分析し、その結果を制御システムにフィードバックすることで、さまざまなインフラサービスにおける需要と供給の調整を行うためのサービスです。日立は、信頼性の高い情報・通信技術と、長年にわたる社会インフラ構築の経験で培った制御システムに関する豊富な業務知識・ノウハウ、さらにはこれまでに国内外のスマートシティ関連の実証実験に参画してきた成果を最大限に活用し、お客様のニーズに合わせた最適なサービスをグローバルに提供していきます。

 日立は、今後も、さまざまな利用目的や課題に対応したサービスラインアップの拡充や、サービスへの最新技術の適用により、社会イノベーション事業を支えるクラウドソリューションをグローバルに提供していきます。



※以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照


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