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米GM、次世代「シボレー EN−V」コンセプト車両の開発プロジェクトを開始

2011-10-18

次世代 EN−V コンセプトカーのプロジェクトがスタート

シボレーが世界各国の厳選した大都市での実証試験プログラムを検討


(2011年10月12日、米国デトロイト発)
 ゼネラルモーターズ(GM)は、本日、ネットワーク化され、ゼロ・エミッションで安全な個人の移動手段の需要増加に合わせた、同社のビジョンを代表する次世代シボレー EN−V(Electric Networked−Vehicle)コンセプト車両の開発プロジェクトが進行中であることを発表しました。

 次世代のシボレー EN−Vは、世界各国の大都市で実証試験プログラムに参加し、現実世界での実用性を判断することが検討されています。

 GMのグローバル・シボレー・マーケティング兼戦略バイス・プレジデントのクリス・ペリーは、11月3日のシボレー100周年記念を前に、デトロイトを訪れた国内外のメディアに対し、「将来のEN−Vコンセプトは、シボレー・ブランドを継承します。これまで100年にわたり、シボレーは、お客様の生活を向上する手頃で、手に届く技術に焦点を当ててきました。シボレーEN−Vは、その伝統を受け継ぐものです」と述べています。

 「2030年までに、80億の世界人口の実に60%が都市部で暮らすようになり、シボレー EN−Vは、代替となる交通手段が必要な世界市場のお客様に、新しいソリューションの可能性を提供します」と付け加えています。

 受賞歴をもつEN−Vは、Electric Networked−Vehicle(ネットワーク化された電動車両)の略で、2人乗りの都市向け電動コンセプトカーです。個人の移動手段の基本原則である「自由性」を維持しながら、世界中の大都市の渋滞や環境配慮などの問題に対応します。

 2010年の上海万博で脚光を浴びたEN−Vは、環境に対する課題のみならず、交通渋滞や駐車、安全性、省エネについて考慮して設計されました。

 次世代シボレーEN−Vコンセプトは、クライメート・コントロールや全天候・全道路状況型の操作、また、パーソナル収納スペースなど、顧客が必要とする新機能を追加し、その一方で、最初のEN−Vの主要な要素である小型性や操作性を保持しています。また、バッテリー電気駆動、接続性、自律走行機能も維持します。

 GMの先進技術車両コンセプトのディレクターであるクリス・ボローニ=バードは、「シボレーEN−Vは、電動化と接続性を収束した新種の車両を創造することで、主要市場での交通機関(機能)に改革を起こす可能性があります。EN−Vは、石油を使用せず、ゼロ エミッションであり、渋滞や衝突事故も回避できるため、これまでにないほどファッショナブルで快適な、理想の都市交通のソリューションを提供します」と述べています。

 今年4月、GMと中新天津eco−シティ投資開発(SSTEC)は、電力、通信、物的なインフラの面から次世代EN−Vを天津eco−シティに統合するために協力体制に合意しました。
「シボレーは、試験実証プログラムの実施(参加)場所として、米国を含め、世界各地を検討する」とボローニ=バードは述べています。

 EN−Vは、リチウムイオン電池(動)駆動のゼロ エミッション車両です。従来の一般家庭用壁コンセントを使用して充電でき、1回の充電で40キロ以上を走行可能です。これは、大半の都市部における移動に十分な距離です。
 EN−Vは、GPSを車両間通信および距離検出技術と組み合わせることにより、手動走行、自律走行の両方が可能になりました。自律走行モードは、通常は車両を運転できない人でも移動ができるようになります。ドライバーや乗員は、無線通信を利用して、走行中でもハンズフリーで友人や同僚と通信が行えます。

 EN−Vは、他の車両やインフラとも通信できるため、車両衝突事故の数を大幅に減少すると同時に、駐車スペースもより簡単に見つけられます。また、リアルタイムの交通情報に基づき最速ルートを選択することで、交通渋滞も自動的に緩和します。

 ボローニ=バードは、「電気推進、センサー、無線通信、GPSベースのナビゲーションを駆使したこの技術プラットフォームは、EN−Vのコンセプトから他の自動車へと伝搬し、将来はさらに安全でクリーンな車両が生まれる可能性があります」と述べます。


■シボレーについて
 シボレーは、1911年に米国デトロイトで設立されたグローバルな自動車ブランドで、140か国以上で年間425万台もの自動車を販売しております。シボレーが提案する自動車は、燃料効率と安全性、信頼性、そして品質とデザイン性に優れ、かつ卓越した走行性能とバリューを提供します。シボレーのポートフォリオには、コルベット、カマロなどのアメリカ車を代表するアイコン・カー、シルベラード、サバーバンなどの優れた信頼性と耐久性を誇るピックアップ・トラックやSUV、ソニックやクルーズ、マリブー、エクイノックス、トラバースなどの業界賞を獲得している乗用車、クロスオーバー車が含まれています。また、シボレーは、クルーズ・エコやボルトもランンアップしています。クルーズ・エコは、推定燃費5.6L/100km(高速道路走行時)、ボルトは、電気駆動(ガソリンなし)56kmに加え、ガソリン駆動550km(EPA推定)が可能です。シボレーの新しい車種の大半は、OnStarの安全性、セキュリティ、および利便性を高めるテクノロジーを搭載しています。これには、OnStarハンズフリー通話、自動衝突反応、および盗難車両スローダウンなどが含まれます。シボレーの車種、燃費ソリューション、OnStarの導入について詳しくは、http://www.chevrolet.comをご覧ください。

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