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伊藤忠商事、米国のリチウムイオン電池用高純度炭酸リチウム製造事業に参画

2011-10-01

米国におけるリチウムイオン電池用高純度炭酸リチウム製造事業に参画


 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、2010年6月に出資した米国シンボル マテリアルズ社(本社:カリフォルニア州最高経営責任者Luka Erceg、以下「シンボル」)を通じ、リチウムイオン電池(以下「LiB」)用の高純度炭酸リチウム製造事業に参画いたします。
 シンボルは2011年10月より量産を開始し、年産約500トンの高純度炭酸リチウムを製造し、安定供給する計画です。

 高純度炭酸リチウムは、LiBの主要部材である電解液に使用される電解質(LiPF6)の原料となるもので、今後需要拡大が期待される電気自動車向けLiBをはじめ、定置用蓄電池や、クリーンエネルギー分野で使用されるものです。高純度炭酸リチウムを安定的に製造、供給出来るメーカーは世界でも限られており、中でもシンボルは、将来に渡り、一貫工程で原料から高純度炭酸リチウムを製造することが出来る世界で唯一のメーカーとなります。シンボルは今後のLiBの市場拡大を狙い、2012年末には現在の生産能力の4倍となる年産2,000トンまで引き上げる計画で、自社の競争力のある原料を活用することで、高純度炭酸リチウム市場におけるシェア拡大を計ります。

 シンボルは、リチウムが豊富に含まれるカリフォルニア州南部の地熱発電所のかん水を利用する世界初のリチウム化合物製造事業であり、このリチウムを工業的に抽出することで、世界で最も競争力のあるリチウム化合物を生産する技術開発に成功しました。またシンボルは地熱かん水に含まれる炭酸ガスや地熱かん水の持つ熱源を利用する等、地熱かん水が持つ特長を活用することで、より競争力のあるリチウム化合物を生産するだけではなく、二酸化炭素排出を抑えた、環境に優しい事業を推進しています。

 伊藤忠商事は2010年6月、シンボルの生産するリチウム化合物の販売につき、日中韓を含めたアジア向け総販売代理店権を獲得、2011年6月には独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)による融資を受け、今後も高純度炭酸リチウムを含むリチウム化合物の製造及び日本を中心とした需要家向けに販売をしていきます。


<シンボル概要>
 会社名    Simbol Materials
 本社所在地 Pleasanton,California, U.S.A.
 代表者    Luka Erceg
 設立日    2007年2月

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