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日立国際電気、ブラジルの放送用送信機メーカーLinear社の株式取得で基本合意

2011-08-26

日立国際がブラジルのLinear社の株式を取得することで基本合意
放送機器事業の南米展開


 株式会社日立国際電気(本社:東京都千代田区、社長:篠本 学/以下、日立国際電気)と、ブラジル連邦共和国(以下、ブラジル)の放送用送信機メーカーであるLinear Equipamentos Eletronicos S/A(本社:ブラジル ミナス・ジェライス州/以下、Linear社)は、このたび地上デジタル放送機器事業の南米展開を目的として、日立国際電気がLinear社の株式の過半数を本年10月上旬までに取得することで基本合意しました。今後、両社は本年9月30日までに最終的な合意を得ることをめざし、協議を進めてまいります。


1.株式取得の背景
 当社はさらなる事業のグローバル化を推進すべく、特に映像・無線ネットワーク分野における地上デジタル放送機器事業に関して、日本方式の採用が進んでいる南米諸国に注目して、市場調査や分析を行ってまいりました。このような中、経済成長が著しいブラジルにおける放送用送信機の市場に参入すべく、ブラジル国産トップメーカーであるLinear社との協業について協議してまいりました。
 Linear社は、アナログ送信機やデジタル送信機の設計・製造に関する確かな技術とラインアップを有しており、ブラジル国内において確かな販売実績を有しています。また、ほかの南米諸国やアフリカ諸国などへの事業展開もめざしております。今般、これに日立国際電気が日本国内市場で培ったデジタル技術および設計・製造ノウハウと信用力を付加することで、高品質かつ価格競争力のある送信機をブラジル国内外の放送局などに供給できると考えております。
 ブラジル地上デジタル放送の完全移行は2016年が予定されておりますが、2014年に開催予定のFIFAワールドカップ、2016年にリオ・デ・ジャネイロで開催予定の夏季オリンピックも視野に入れ、高付加価値製品を市場に対してタイムリーに供給するとともに、放送用カメラやデジタルFPUなどの放送機器を総合的に提供できる体制を早期に構築すべく、Linear社との間で今回の基本合意に至りました。


2.Linear 社の概要
(1)名 称           Linear Equipamentos Eletronicos S/A
(2)所在地          ブラジル連邦共和国 ミナス・ジェライス州 サンタ・リタ・ド・サプカイ市
(3)代表者の役職・氏名  President / Jose de Souza Lima
(4)事業内容         電子機器(主に放送用送信機器)の製造・販売・保守
(5)資本金          R$ 8,734,000(436百万円)
(6)設立年          1977年
(7)直近の経営成績    決算期  2010年12月期
                 売上高  R$ 42,470,170(2,123百万円)

注:日本円は1R$を50.0円として算出、百万円未満切捨て。


以 上

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