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CTC、セルフ型仮想化ホスティングサービスのトライアルサービスを開始
CTC、セルフ型仮想化ホスティングサービスのトライアルサービスを開始
国内で初めて「VMware vCloud Director」を基盤として利用
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田陽一)は、セルフサービス型の仮想化ホスティングサービス(IaaS/PaaS)を新たに開発し、2010年10月より、トライアルサービスを開始します。本サービスの特長は、ITリソースの設定変更を可能にするユーザー向け専用ポータルです。本番サービス開始は2011年1月の予定です。従来から提供しているフルアウトソース型の「TechnoCUVIC(テクノキュービック)」と合わせて、仮想化ホスティングサービスの強化を図ります。
今回のセルフサービス型の仮想化ホスティングサービスでは、専用のポータルサイトにより、サーバ、ストレージ、ネットワークなどのITリソースを必要に応じて自由に増減することが可能になります。
これによりサーバ台数及びストレージ容量の増減、リソース割り当ての変更、さらにファイアウォールやロードバランサーなどのネットワーク設定の変更をユーザー自身が簡単に行うことができるようになります。今後は、ハイブリッドクラウドに対応した機能拡張や、プライベートクラウド環境を保有する企業向けにポータルシステムをオンプレミスで提供することも予定しています。
CTCは、既に2008年4月より、パブリッククラウドの仮想化ホスティングサービスTechnoCUVICをフルアウトソース型で提供しています。TechnoCUVICは、スペックの策定やシステム構築を行うプロビジョニングから運用・管理まで、CTCのエンジニアがユーザーの要望に合わせて対応するサービスです。今回、セルフサービス型のサービスをラインアップに加えることで、ユーザーのビジネスモデルやポリシーに応じた様々な仮想化ホスティングサービスが提供可能になりました。
本サービスの開始にあたり、CTCは、米国VMware社のクラウド向けポータルソフトウェア「VMware vCloud Director」のBeta Program(※1)に参加し、そこでの実施結果に基づき、VMware vCloud Directorを国内で初めてサービスの基盤として利用します。本番サービス開始時には、正式採用する予定です。VMware vCloud Directorは、サービスの標準化、設定の自動化、従量課金など、安全なマルチテナント型のクラウドサービスを可能にします。また、国際的な仮想化標準であるOpen Virtualization Format(※2)に対応しており、プライベートクラウドとパブリッククラウドのシームレスな連携や、様々なクラウド環境間での連携を実現する将来のハイブリッドクラウドコンピューティングにも対応しています。
今後、CTCでは、セルフサービス型の仮想化ホスティングサービス及び、VMware vCloud Directorの販売に向けて、ヴイエムウェア株式会社と共同でマーケティングを実施していきます。
※1 VMware vCloud Director Beta Programについて米国VMware社が今年度主催した、VMware vCloud Directorの評価プログラム。
※2 Open Virtualization Format(OVF)についてITシステムの管理標準を策定する団体DMTF(Distributed Management Task Force)が、2009年3月に策定した仮想化に関する管理標準。OVFに準拠することで、ベンダーが異なる仮想化のプラットフォーム間で、再構築せずに仮想マシンの受け渡しなどが可能になる。
■新IaaSポータルの機能
*添付の関連資料を参照
<ポータル画面イメージ>
*添付の関連資料を参照
以上
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