富士通、高性能・高信頼データベースの中小規模システム向け製品を販売開始

「Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ　Ｌｉｔｅ　Ｅｄｉｔｉｏｎ　Ｖ１０」　販売開始

簡単に使えるあんしんデータベースを中小規模システム向けに提供


　当社は、高性能・高信頼データベース「Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ（シンフォウェア　サーバ）」の中小規模システム向け製品として、「Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ　Ｌｉｔｅ　Ｅｄｉｔｉｏｎ　Ｖ１０」を新たにラインナップに加え、本日より販売を開始します。

　本製品は、当社のスマート・テクノロジーを採用し、専門技術者がいなくても簡単操作で導入、運用ができる信頼性の高いデータベースです。主に１ＷＡＹサーバ（注１）を用いた中小規模システムのデータベースとして、お求めやすい価格で提供します。


　今回、「Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ　Ｌｉｔｅ　Ｅｄｉｔｉｏｎ　Ｖ１０」に採用したスマート・テクノロジーは、ハードウェアやソフトウェアの状況を自ら判断し、最適化することで、利便性と信頼性を高める技術です。本製品は、スマート・テクノロジーを採用して、データベースのセットアップやリカバリーを自動最適化する機能「スマート・セットアップ」、「スマート・リカバリー」を提供します。

　「スマート・セットアップ」により、システムにあわせて、データ保全や性能をあらかじめ考慮した環境を、自動的にセットアップするため、複雑な設定が不要になります。また、「スマート・リカバリー」により、万一のトラブル発生時にも、一般的なデータベースでは必要となる原因の特定作業や、異常個所や原因ごとに用意する複数のリカバリー手順書が不要となります。異常個所を自動で判別して、最適なリカバリー方法を選択しワンタッチで復旧ができます。

　これにより、知識や経験不足から招いていた設定ミスや操作ミスを減らし、簡単で安心して利用することができます。

　本製品は、東京証券取引所様の株式売買システム「ａｒｒｏｗｈｅａｄ」にも採用されている「Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ」と同じエンジンをもった信頼性の高いデータベースに、容易な導入・運用、さらにトラブル発生時にも確実に復旧できる機能を採用したものです。「Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ」はＬｉｔｅ　Ｅｄｉｔｉｏｎのほかに、システムの規模や信頼性の要件に応じて、上位エディションをラインナップし、システムの拡張性を確保しています。Ｌｉｔｅ　Ｅｄｉｔｉｏｎをはじめとする「Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ」は、クラウドコンピューティング基盤としても最適なデータベースです。


■「Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ　Ｌｉｔｅ　Ｅｄｉｔｉｏｎ　Ｖ１０」の主な特長
１．簡単にデータベースの導入構築ができるスマート・セットアップ機能
　・チューニングパラメーターの自動最適化：
　　インストールする際に、ディスクサイズやメモリなどのサーバ環境を自動的に取得します。自動取得した環境にあわせ、データ保全や性能を考慮して最適なデータ配置場所を自律的に選択します。

　・ディスク追加・変更に柔軟対応：
　　運用中に、ディスク領域不足により、新しいディスクに交換した際も簡単な操作で新しいディスクへデータベースの移行ができます。

　これにより、多様な利用形態に応じて複雑化していた設計・設定作業が不要となり、シンプルな操作で、専門技術者がいなくても、環境に最適なデータベースシステムを短時間に導入・構築できます。

２．万一のトラブル発生時にも単純操作で安全に復旧できるスマート・リカバリー機能
　・異常を自動判別：
　　異常個所を自動的に判別し、見える化するため、原因特定の手間を省きます。

　・ワンタッチでリカバリー：
　　システムごとに作成する複雑なリカバリー手順や操作が必要なく、わかりやすいＧＵＩのワンタッチ操作で正常に復旧できます。

　・バックアップを常時継続：
　　リカバリーに必要なバックアップデータがいつでも取得できる技術により、常に最新のデータに復旧できます。

　これにより、単純操作で安全に復旧することができます。ハードウェア故障以外のオペレーションミスやソフトウェア障害などに起因するトラブル（障害原因の約７５％（当社調べ））を解決し、速やかに業務再開できます。


　※参考画像は添付の関連資料を参照


■販売価格、および出荷時期
　製品名：Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ　Ｌｉｔｅ　Ｅｄｉｔｉｏｎ　プロセッサライセンス　Ｖ１０
　販売価格（税別）：６０万円
　出荷時期：２０１１年７月末

　製品名：Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ　Ｌｉｔｅ　Ｅｄｉｔｉｏｎ　クライアントライセンス　Ｖ１０
　販売価格（税別）：１万８，０００円
　出荷時期：２０１１年７月末

　・動作ＯＳ：Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（Ｒ）　Ｗｉｎｄｏｗｓ　Ｓｅｒｖｅｒ（Ｒ）　２００３／２００８
　・本製品は、搭載ＣＰＵ数が１つまでのサーバに適用可能


■販売目標
　国内において今後２年間で「Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ　Ｓｅｒｖｅｒ」全体で８，０００プロセッサライセンスの販売を計画しています。


■商標について
　記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


【注釈】
注１　１ＷＡＹサーバ：
　正確には搭載ＣＰＵ数が１つまでのサーバに　Ｌｉｔｅ　Ｅｄｉｔｉｏｎを適用可能。


【関連リンク】
　・「データベース　Ｓｙｍｆｏｗａｒｅ」紹介サイト
　　http://software.fujitsu.com/jp/symfoware/?pr


◇本件に関するお問い合わせ
　富士通コンタクトライン
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