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日揮、米JEDI社を通じてシェールオイル権益の売買契約を締結

2011-06-23

米国でシェールオイル権益の売買契約を締結
― 日本企業初の本格的な生産・開発事業への参画 ―



 日揮株式会社(代表取締役会長兼CEO 竹内敬介、横浜本社 横浜市西区みなとみらい2−3−1)は、100%子会社であるJGCエナジーディベロップメント社(JGC Energy Development(USA),Inc.、所在地:米国テキサス州、以下「JEDI」)を通じて、米国石油会社であるトライテック・ワン社と、同社が米国テキサス州イーグルフォード地域に保有するシェールオイル(シェール(頁岩)に含まれる原油)鉱区の権益(10%)を買収することで合意し、6月14日売買契約を締結しましたのでお知らせいたします。

 今後、買収審査(Due Diligence)を経て、本年7月末までに権益譲渡が完了する予定です。このたびの権益取得により、日揮は日本企業として初めて、非在来型資源であるシェールオイル生産・開発事業に参画することになります。なお、開発オペレーターであるチェサピーク・エクスプロレーション社は、米国における非在来型資源開発事業の先駆者的存在であり、米国の他の鉱区でも多くの開発事業を手掛けている同分野のリーディング企業です。

 米国で始まったシェールガスの開発は、近年の開発技術の進歩によって、生産量を飛躍的に増加させており、シェールオイルに関しても、米国北部からカナダにかけて分布するバッケン・シェールなどで、生産・開発が本格化しています。今回日揮が取得した鉱区のあるイーグルフォード・シェールオイル鉱区は、バッケン・シェールとならぶシェールオイル開発の有望地域として、昨今最も注目を浴びている地域であり、多数の大手石油開発会社が開発に参画しています。今回日揮が取得した鉱区の総面積は、約63,000エーカー(約253平方キロメートル)で、これまで、オペレーターであるチェサピーク・エクスプロレーション社が50%、他の米国石油会社が40%、トライテック・ワン社が10%の権益を保有していました。

 日揮は、投資事業における資源開発分野においては、2003年に帝国石油(現 国際石油開発帝石(株))が進めるメキシコのガス開発事業会社に資本参加し、初めて同分野に参画しました。その後2007年からはJEDIを通じ、米国ルイジアナ州の油ガス田において自らオペレーターとして、本格的に油ガス田生産・開発事業を開始し、現在この他、ルイジアナ州でガス探鉱事業にも参画しています。日揮は、本年4月にスタートした新・中期経営計画「New Horizon 2015」において、投資ビジネスの拡大を主要施策の一つとして掲げており、今回非在来型資源であるシェールオイル鉱区の開発事業に参画することで、非在来型資源開発の知見・経験を蓄積し、資源開発分野のさらなる拡大を目指してまいります。


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