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ブリストル・マイヤーズ スクイブ、「エムプリシティ点滴静注用 300mg・400mg」を発売
ヒト化抗ヒト SLAMF7 モノクローナル抗体
「エムプリシティ(R)点滴静注用 300mg・400mg」新発売のお知らせ
〜多発性骨髄腫治療における初めての抗体薬〜
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:ダビデ・ピラス)は、本日、ヒト化抗ヒト Signaling Lymphocyte Activation Molecule Family member 7(SLAMF7)モノクローナル抗体「エムプリシティ(R)点滴静注用 300mg・400mg」(一般名:エロツズマブ(遺伝子組換え)、以下:エムプリシティ)を発売しましたので、お知らせします。
エムプリシティは、2015年11月に希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)の指定を受け、2016年9月28日に、再発又は難治性の多発性骨髄腫の適応で、レナリドミド及びデキサメタゾンとの併用において、厚生労働省より製造販売承認を取得しました。米国においては2015年11月に米国食品医薬品局より、欧州においては2016年5月に欧州委員会より、承認されています。海外において、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社とアッヴィはエロツズマブを共同で開発しており、商業的活動はブリストル・マイヤーズ スクイブ社が単独で行っています。
多発性骨髄腫は、血液がんの一種で、日本国内の患者数は18,000人と言われています(1)。治療が困難な疾患で、さらに治療法の選択肢が限られており、多くの場合で治療効果が得られても再発を繰り返し、治療抵抗性になる場合もあることが知られており、大きなアンメット・ニーズが残されています。
エムプリシティは、多発性骨髄腫治療に対して承認された初めての抗体薬であり、再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象とした、日本人症例を含む臨床試験で標準治療に対し有効性を示し、かつほぼ同等の安全性を示しました(2)。
エムプリシティの発売に際し、ブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社の代表取締役社長、ダビデ・ピラスは次のように述べています。「エムプリシティは、レナリドミド+デキサメタゾンによる標準治療において十分な治療効果が期待できない再発又は難治性の多発性骨髄腫患者さんに併用することで、副作用の頻度は同程度で、持続的な治療効果が期待できる、多発性骨髄腫治療における初めての抗体薬で、当社が世界をリードするがん免疫療法の広範なポートフォリオの一角を担っています。日本において新たながん免疫療法薬を発売し、この治療困難な疾患と闘う患者さんに新たな治療の選択肢を提供できることを大変うれしく思っています。」
当社は、今後も革新的な医薬品で、患者さんとご家族の希望をつくるために全力で取り組むとともに、薬剤の適正使用推進に努めてまいります
※製品概要・製品写真などリリース詳細は添付の関連資料を参照