日本産業機械工業会、平成２８年度上半期（４〜９月）の環境装置受注状況を発表

平成２８年度上半期　環境装置受注状況
（平成２８年４〜９月）


　平成２８年度上半期の環境装置受注は、民需、官公需、外需の増加により、前年同期比１２７．５％の３，４３４億円となった。

１．需要部門別の動向
　（１）製造業
　　化学向け産業廃水処理装置、鉄鋼向け排煙脱硫装置の増加により、前年同期比１４４．２％の３９２億円となった。

　（２）非製造業
　　電力向け集じん装置、排煙脱硝装置、産業廃水処理装置、事業系廃棄物処理装置の増加により、前年同期比２１６．９％の４０５億円となった。

　（３）官公需
　　下水汚水処理装置、し尿処理装置、汚泥処理装置、都市ごみ処理装置の増加により、前年同期比１１１．７％の２，２６４億円となった。

　（４）外需
　　排煙脱硫装置、都市ごみ処理装置の増加により、前年同期比１８０．２％の３７１億円となった。

２．装置別の動向
　（１）大気汚染防止装置
　　集じん装置の電力向け、排煙脱硫装置の鉄鋼向け、海外向けが増加したことから、前年同期比２３７．１％の５７３億円となった。

　（２）水質汚濁防止装置
　　下水汚水処理装置、し尿処理装置、汚泥処理装置の官公需向けが増加したことから、前年同期比１３１．４％の９５１億円となった。

　（３）ごみ処理装置
　　都市ごみ処理装置の官公需向け、海外向けが増加したことから、前年同期比１１０．４％の１，９０１億円となった。

　（４）騒音振動防止装置
　　騒音防止装置のその他製造業向けが増加したことから、前年同期比１５５．２％の８億円となった。

　※以下の資料は添付の関連資料「平成２８年度上半期　環境装置受注状況」を参照
　　・（表１）最近の環境装置の需要部門別受注状況
　　・（グラフ１）需要部門毎の推移（年度半期・受注金額）
　　・（表２）最近の環境装置の装置別受注状況
　　・（グラフ２）装置毎の推移（年度半期・受注金額）
　　・（表３）平成２８年４月〜９月　環境装置の主な需要部門別受注状況
　　・（表４）平成２８年４月〜９月　環境装置需要部門別受注額　累計