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ローム、評価用リファレンスボード「BM620xFS−EVK−001シリーズ」を販売開始
世界の省エネ、インバータ化促進に貢献する高耐圧ファンモータドライバ
評価用リファレンスボード「BM620xFS−EVK−001シリーズ」を販売開始
<要旨>
ローム株式会社(本社:京都市)は、ルームエアコンやシーリングファンなど家電製品のインバータ化を極めて簡単に、かつ高効率で実現することが可能な高耐圧ファンモータドライバの評価用リファレンスボード「BM620xFS−EVK−001 シリーズ」を開発、インターネット販売を開始しました。
ロームは、これまで高効率モータコントローラで累積出荷実績5000万個以上を達成し、パワーデバイスも特長あるPrestoMOS(TM)(*1)(プレストモス)を開発するなど、モータアプリケーション市場で製品と技術力に高い評価をいただいてきました。そして昨年、その2つを融合した600V高耐圧ファンモータドライバ「BM620xFSシリーズ」を開発し、全世界に向けて展開を進めています。
新たに販売を開始する評価用リファレンスボード「BM620xFS−EVK−001 シリーズ」には、量産中の高耐圧ファンモータドライバ「BM620xFSシリーズ」がそれぞれ搭載されており、コントローラの通電タイプに120度、150度、180度の3タイプ、ドライバの出力電流に1.5A、2.5Aの2タイプを用意し、幅広い要求に応える計6製品をすぐに評価することができます。
なお、「BM620xFS−EVK−001 シリーズ」は、2016年10月25日からチップワンストップ、ザイコストア(コアスタッフ)にて、インターネット販売を開始します。また、評価用リファレンスボードを使用するために必要なスタートガイドなど各種ドキュメントはホームページからダウンロードすることができます。
今後もロームは、高効率の制御ICと低損失のパワーデバイスを融合することで、世界の省エネに大きく貢献するパワーソリューションを提供していきます。
※参考画像は添付の関連資料を参照
<背景>
世界の電力需要の内、50%近くがモータ駆動に使用されると言われており、新興国へエアコンの普及が進むにつれ、世界的な電力事情は年々逼迫すると考えられています。世界規模では、省電力化に貢献するインバータ機能を搭載した家電製品の普及率は低く、インバータ化を実現するファンモータドライバの役割はますます大きくなっています。
※リリース詳細は添付の関連資料を参照