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日本ヒューレット・パッカード、「エッジ」でのインテリジェンス強化のIoTソリューションを発表

2016-10-24

日本ヒューレット・パッカード、「エッジ」でのインテリジェンスを強化したIoTソリューションを発表
−エッジコンピューティング用新製品提供と「IoTコンピテンスセンター」開設により、エッジからデータセンターまで幅広いIoTソリューションでお客様のIoTビジネス/エッジコンピューティングを支援−


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長執行役員:吉田 仁志、以下 日本ヒューレット・パッカード)は本日、IoT向けソリューションとして、従来のデータセンターやクラウドの外部で、より「モノ」に近い場所、いわゆる"エッジ“での、データの収集・集約を安全かつリアルタイムに行い、「モノ」の制御を可能にする「HPE Edgeline EL10 Intelligent Gateway」および「HPE Edgeline EL20 Intelligent Gateway」、ならびにデータのキャプチャ、コンピュート、システム管理を統合することで負荷のかかる分析をエッジで実現し、リアルタイムな意思決定を可能にする、業界初のIoT向けのコンバージドシステム、「HPE Edgeline EL1000 Converged IoT System」および「HPE Edgeline EL4000 Converged IoT System」を発表します。

 日本ヒューレット・パッカードではさらに、IoTの普及と適用を加速するため、東京本社内に実機を使った検証を可能にする「IoTコンピテンスセンター」を開設します。

 IoTデバイス、すなわちペタバイト級のデータを日々生み出す「モノ」の増加により、企業にはこうしたデータを迅速にキャプチャ、処理、分析することで、リアルタイムの管理と意思決定を実現する機会がもたらされます。製造、通信、石油・ガスといった業界は、IoTに関する個別の課題に直面しており、製造プラント、道路・橋梁・建物などの社会インフラ、スマートグリッドなど、IoTデバイスから生み出されるデータを活用することで、ビジネスに関するタイムリーな意思決定を推し進める必要があります。こうしたリモートデータは従来、データセンターやクラウドへ転送後に分析する必要があったため、そのプロセスは遅く、リスクがあり、非効率となる可能性がありました。本日発表する新たなIoTソリューションは、「モノ」が存在する現場での分析や制御をリアルタイムに行うことで、こうしたデータが持つ能力の活用を実現します。

 今日、迅速かつセキュリティを保ちながらビジネスの成果をあげるためには、エッジでのインテリジェンスとリアルタイムな意思決定が求められます。コンピューティング能力、データ取得、およびデータ管理を、従来のデータセンターからエッジに移動することにより、企業にとって必要なデータへのアクセスを高速化し、不要なデータを移動することに伴う帯域使用を削減します。また最終的には、洞察を得るまでに必要な時間を短縮することができます。

 「HPE Edgeline Converged IoT Systems」はHPE(ヒューレット パッカード エンタープライズ)とインテルとの提携によって生まれ、成果が立証されたオープンなソリューションをIoT市場に提供することを支援します。エッジに置かれた「HPE Edgeline Converged IoT Systems」は、IoTデバイスから生成される大量のデータの集約と分析、および機器やIoTデバイスへの制御を安全かつリアルタイムに行うことを可能にします。耐久性に優れ、Wi−Fiなどの通信モジュールに対応、様々な設置オプションも用意されているため、幅広い産業、物流、輸送、ヘルスケア、公的機関、および小売向けアプリケーションに適しています。Microsoft Azure IoTとの互換性も認証されており、様々な用途、シーンでの活用が可能です。

 ※表資料は添付の関連資料を参照

 新製品の主な特長は以下の通りです。

 ・「HPE Edgeline EL10 Intelligent Gateway」−エントリーレベルの用途を対象として設計されています。耐久性と価格性能比にすぐれ、長期の利用を想定したコンポーネントで構成されているゲートウェイ製品です。

 ・「HPE Edgeline EL20 Intelligent Gateway」−優れた耐久性を持ち性能を最大限に高めたエッジゲートウェイで、より高度なコンピュート能力と簡単な導入のための機能を追加しました。大量の処理を必要とする用途向けに設計され、長期間の運用を想定したコンポーネントで構成されます。

 ・「HPE Edgeline EL1000 Converged IoT System」および「HPE Edgeline EL4000 Converged IoT System」−業界初のIoT向けコンバージドシステムである「EL1000」および「EL4000」は、コンピュート、保存、データキャプチャ、管理、エンタープライズクラスのシステム/デバイス管理の機能を統合したもので、厳しい環境で有効に機能し、衝撃、振動、極端な温度にも対応できるよう開発されています。「EL1000」と「EL4000」は、高負荷のデータ分析と洞察、グラフィック要素の強いデータの可視化、リアルタイムレスポンスを現場で実現できるよう最適化されています。

 「Edgeline」ファミリーには、すでに多くの実績をもつHPEの「Moonshot」サーバーカートリッジを組み込んで活用することによる投資保護と拡張性が提供されています。「Moonshot」テクノロジーにより、一般的なサーバーと比較して使用エネルギーとスペースを大きく削減しながら強力なコンピューティング能力を提供できます。これはIoTにおけるエッジコンピューティングにとって大きな利点となります。

 日本ヒューレット・パッカードでは、IoT関連のコンピュート、データ分析、セキュリティ、および接続ソリューションのポートフォリオに加え、トップクラスのパートナーによる強固なエコシステムを提供します。

 コンピュート:日本ヒューレット・パッカードは、エッジからクラウドまでの定評あるコンピュートプラットフォームを通じて、IoT分析が生み出す価値を最大限に高め、データの取得、コンピュート、および分析を実現します。

 接続性:HPEソリューションは機器のアクセス、管理、およびコンフィグレーションを一体化し、どのような運用環境においてもエッジからクラウドへのセキュリティを確保した接続を可能にします。ArubaとHPEネットワークからネットワーク機器が提供されます。

 セキュリティ:「Aruba ClearPass」の強化機能により、IT部門は、新規のIoT機器のプロファイリングを行い、セキュリティポリシーを施行しつつ、ポリシーの状況をモバイル機器の管理システム等、他のセキュリティシステムと共有できます。「ClearPass」はベンダーを問わず、既存のネットワークインフラと連携するため、IT部門は新たなデジタル変革の妨げになることなく、自動化とスケーリングを容易に行えます。また「Aruba ClearPass and Suite B」ソリューションは、ネットワークアクセスの制御とデータ暗号化を行います。

 データ分析:ソフトウェア、ハードウェア、およびサービスを含む幅広いソリューションポートフォリオにより、日本ヒューレット・パッカードは機器とセンサーを新たなデータソースとして活用し、過去の洞察と予測的な洞察を作り出すことによりビジネスの成果実現を可能にします。日本ヒューレット・パッカードのIoTデータアナリティクスソリューションには「HPE Vertica Analytics」ポートフォリオ(ソフトウェア)、ビッグデータに最適化されたインフラストラクチャ(ハードウェア)、Aruba Meridian ServiceとAnalytics&Location Engine(ロケーションおよびコンテキストデータ)が含まれます。

 エコシステム:HPEは現在、Go−to−Marketプランの一環として、お客様への共同ソリューションの提供に向け、GE Digital社、National Instruments社、PTC社といった業界のIoTリーダーと提携しています。こうしたソリューションは、各業界の使用環境に対応したものとなり、オペレーショナルテクノロジー(OT)とインフォメーションテクノロジー(IT)の粋を集めることで、航空宇宙、石油・ガス、製造、自動車、エネルギーといった業界をサポートします。日本ヒューレット・パッカードはさらに、産業向けソリューションプロバイダー、ISV、SIer、およびIoTテクノロジープロバイダーを含む、トップクラスのパートナーで構成されたエコシステムを通じ、企業によるIoTソリューションの迅速な立ち上げと運用を支援します。

〈IoTコンピテンスセンターの設立〉
 日本ヒューレット・パッカードでは、IoTビジネス/エッジコンピューティングを具現化するための実機を使った検証を可能にする「IoTコンピテンスセンター」を東京の大島本社内に開設します。同センターでは、「HPE Edgeline EL10 Intelligent Gateway」、「HPE Edgeline EL20 Intelligent Gateway」を使った各種デバイスの接続から、デバイスの管理、HPE Universal IoT Platformはじめ単一のプラットフォームによるデータの取り扱いと各種分析ソフトウェアによるデータ分析、各種ISVソフトウェアとの連携まで、サーバー、ストレージも含んだIoTアプリケーションのテストを行い、技術的な専門知識の活用を支援します。パートナーとお客様は、ソリューションの開発と各社のアプリケーションに関与し、相互に連携し、評価を行い、コラボレーションを展開することが可能です。

■新製品に関する製品情報は、以下のURLを参照してください。
 「HPE Edgeline IoT Systems」
  https://www.hpe.com/jp/ja/servers/edgeline-iot-systems.html

 ※製品画像は添付の関連資料を参照

 文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。


■お客様からのお問い合わせ先
 カスタマー・インフォメーションセンター
 TEL:0120−268−186
 (携帯、PHS:03−5749−8279)
 ホームページ:http://www.hpe.com/jp/



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